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御礼
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2016.12.31 Saturday 10:54
今年も一年間、私の拙いブログにお付き合いいただき、有難うございました。
このブログの更新で、913回目になります。思い起こせば2008年7月からブログを始め7年と5か月の月日が流れました。
その間、勝手なことばかり書いてきましたが、楽しみにしてくれている方もいらっしゃいます。
最初は、ある百貨店の統括さんとのキャッチボールから始まりました。今も応援してくれています。
とても有難く、励みになります。
何の文才もなくまた、知識もないのに900回以上の更新に自分でもびっくりしています。
1000回を目指し、更新していきたいと思っています。そして、それが「本」になったら面白いなとも考えてはいますが、文学者でもないのに大それたことは考えないようにします。
ブログの更新をするたびに、長編小説を書いている作者の素晴らしさを感じます。
私の拙いブログでさえ、表題が決まらず更新できないことが度々あるのに、沢山の本(長編も含む)を書く人を尊敬します。
書く難しさは、拙いブログの作者でも味わいます。
私のブログの更新がないときは、忙しいか表題が決まらない時です。どうしても間隔があいてしまいます。
表題も「二文字」と勝手に決めてますし、同じ表題は使わないという風に決めています。しかし、読み返してみると、同じ表題がある場合もありますし、二文字以上の表題も存在します。
ボケが進行して、記憶を辿れなくなっている自分に老いを感じます。
浅学菲才な私なのに何故二文字の表題に拘るのかはミステリーです。
長い間更新していると、作風も似てきます。
来年からは少し変化をさせたいと思ってはいても、結局は同じようになる気がします。
沢山の本を出している作者の方でも、やはり作風が似ています。脱却するのは難しいのかも分かりません。
私も、佐伯泰英さんの作風が大好きで、殆どの本を読破しましたが、どの本読んでもなんとなく似ています。しかし、その作風が好きです。最近は佐伯さんの新刊待ちの状態ですので、直木賞作家葉室麟さんの本を好んで読んでいます。
これもまた、読めば読むほどやはり作風が似ていると感じます。
変化を求めるなら、違う作者の本を選択するべきなのでしょうね。
今日の15時で、本年の当社の仕事を収めます。
沢山の皆さんに支えられて本年も生きてこれました。来年も期待を裏切らないように切磋琢磨しながら歩んでゆきたいと思っていますので、倍旧のご愛顧とご厚情をお願い申し上げまして、本年の御礼とさせていただきます。
衷心より、有難うございました。
新 関 隆
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丁酉
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2016.12.31 Saturday 10:14
数十年前に講演で聞いた「干支」のことが忘れられず、毎年のブログの〆もしくは年頭に来年(本年)の干支のことを書かせていただいております。
60年に一度、同じようなことが起こると聞いた覚えがあり、興味深く少々勉強もしました。
2017年は十干十二支でいえば「丁酉」で34番目に当たります。丁は4番目で酉は十二支で10番目です。
十干は10種類、十二支は12種類でこれらを組み合わせた結果が、60通りとなって干支の一巡りとなります。
十干の4番目の「丁」は陰陽五行説では火性の陰に割り当てられています。「丁」は釘を形取ったものであり、そこから「安定する」を意味します。十干では、植物が成長して一定の大きさに達して(安定して)きた状態として4番目に宛てられます。
西暦年の下一桁が7の年が「丁」の年となります。
一方の「酉」は、「果実が極限まで熟した状態・酒熟して気の漏れる状態」を指します。そこで、物事が頂点まで極まった状態が酉年と言われています。
また、酉は「取りこむ」に繋がると言われ、そこから運気もお客も取り込めるというものだそうです。一般に「酉」のつく年は商売繁盛に繋がるとも言われています。
酉年生まれの人は、鋭い直観力・決断に迷いがない・行動力抜群・親切で面倒見がよい・社交性抜群と言われ、一方では本音を隠したがる・ダメだと判断したらすぐ諦める・プライドが高い・神経質。以上のような特徴を持つと言われています。
従って、良い面が表れると、頼れる人・優れた直観力を頼りに即行動を起こせる人となり、悪い面が表れると、外面はいいけど本音が見えない神経質な人となるそうです。
あくまで十二支の考え方の話なので、実際の所は相違があると思いますが、身近な酉年の人で照合するのも一考です。
いずれにせよ、商売人にとっては「酉年」はいつも以上のご利益があるかも分かりません。
そういえば、酉の市なるものが内地には存在します。縁起物の熊手などを買って、商売繁盛を願うお祭りです。
商売人にとって、より実りの多い一年になる予感のある年、またある程度の成果が得られる、区切りの年になる可能性を秘めているのかも分かりません。
2017年は、酉年の人らしい直観力と行動力を見習い、より積極的に活動できる酉年にしたいと考えます。
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贈答
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2016.12.30 Friday 16:54
若干の降雪がありましたが、すぐに消えてしまう雪です。
穏やかな年の瀬です。明後日はもう2017年の扉が開きます。改めて、月日の流れる速さを感じます。
沢山の贈答品を頂き感謝しています。
松坂牛・神戸牛・天然鮑・車海老・真鯛・鱈子・蟹・ハムソーセージ・魚とコーチンの味醂味噌漬けなどはじめ、書ききれないくらいのものを頂きました。これに、ビールや清酒・ワイン・焼酎です。年越しの買い物が全く不要といっても過言でありません。
有難いと、心から思っています。
最近、血圧や血糖値がやや高めで推移していますので、体重の減少が強いられます。しかし、沢山の贈答品を頂くとつい食べてしまいます。どうしても体のことよりもったいないが優先します。もったいないとは言ってはいますが、本当は飲食の欲求が強いからです。量を考えながら、感謝していただきます。
貰ってばかりではいられません。私も様々なものを送ります。
十勝川西長芋はとても評判がよく、私の音更の友達が扱っているので助かります。また、旭化成時代の先輩の実家の造り酒屋の「瓜のライン漬け」が同じくとても評判がいいです。他に、当社のしゅうまいや魚卵類・魚も喜ばれます。
いずれにせよ、交際のある方やお世話になった方の間で、物品のやり取りが行われ密度を高くすることはとても大切なことだと思っています。
有難いことに、全国行脚してお世話になっているお客様からも贈答品が届きます。とても嬉しいものです。
沢山の地元の名物をいただけて、とても幸せな気持ちになることは言うまでもありません!
年が明けてから、一番うれしいのはお世話になる百貨店さんからの物産展の案内と言う贈答です。
書状を贈答いただくことは、仕事を頂くことを意味します。
来年は無理をせずに仕事をしてゆきたいと考えてはいるものの、やはり、書状という贈答に関心があるのは否めません。
今日は、プレ年越しです。体のことを考えながらゆっくり味わいます。
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忘年
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2016.12.28 Wednesday 22:01
積雪ゼロの北斗市です。
札幌の方は相当の積雪で、沢山の障害が出ていると報道されています。
そかし、統計を調べるまでもなく年間の積雪量は殆ど誤差がありません。従って、今、雪がないということはこれからどっさり降ることを意味します。他の地域を心配することより、備えに十分な配慮が必要です。
当社、住設・金物事業部は降雪がなければ全くお手上げです。年前の降雪がなければいわゆる「雪もの」商戦は終焉です。
不思議に、どんなに降っても年が明けると「雪もの」の動きは鈍いのが現実です。
ガスの配達は雪がないのは大助かりですが、金物は雪がなければ全く駄目です。
昨日、当社の忘年会が開催されました。
毎年お世話になるお鮨屋さんが、今年で店をたたむためいつもの新年会が、忘年会に変わりました。
栄枯盛衰世の常とはいえ、40年間お世話になってきたお鮨屋さんが店をたたむのは寂しいものです。
明日は我が身と思いながら、さらなる切磋琢磨が必要と感じました。
冒頭、私の拙い挨拶から始まった忘年会ですが、平素の「朝令暮改」や「罵詈雑言」を陳謝し、責任は社長である私にあると従業員の皆さんお話しさせていただきました。優柔不断はもとより浅学菲才のため皆さんに迷惑をかけています。
忘年会では、恒例となった「あみだくじ」を行い、大変盛り上がりました。変則あみだくじのため、従業員の方々みんなが大声を出して笑ってくれました。
年末に、今年一年を忘れさせていただく従業員の皆さんの笑顔に感謝です。ありがとうございます。
忘年会の前に、主治医のところに行き体のチェックをし、インフルエンザの予防接種を受けてきました。
様々な数値は前回の検査とほぼ同じでしたが、やはり減量を指摘されました。自分でもそう思いますが、飲食の誘惑は今の私にはとても魅力的です。しかし、自分の体のことを考えればその魅力を打ち破らなければなりません。
年末に、その一年にあった労苦を忘れることを「忘年」と言います。減量という労苦を強い、達成できるように心の中で考えています。
来年の今時期、減量という労苦を忘れる「忘年」にできれば私も、相当な大人です!
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褒美
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2016.12.26 Monday 08:03
昨日19時30分、大好きな時代小説によく登場する日本橋で今年の催事を収めることが出来ました。
振り返れば、約270日間事故もなくまた、クレームもなく、当社の製品そして北斗市をPRでき、楽しく仕事をさせていただきました。売り上げもお陰様で昨年を上回り、スキージャンプで言えば綺麗な「テレマーク」を決めることが出来、催事を収めれた幸せに安堵しております。
お世話になった百貨店さん、朋友、そして従業員、家族の皆さんに感謝・感謝です。
昨日は、搬出が済んでからホテルへ真っ直ぐ帰り、ゆっくりお風呂に浸かり一年間のご褒美として、ての字さんの「うなぎ蒲焼」升本さんの「お弁当」松露さんの「玉子焼き」京都の「千枚漬け」をいただきました。
飲み物は、まずは「ヱビスビール」で喉を潤し、名古屋で頂いた三重県の日本酒「作」をいただき、最後はウイスキー「知多」でハイボールを飲み(正しく三種混合)自分に過分な褒美を与えました。
何もかもが美味しくいただけました!
昨日の夜は誰にも連絡もせず、テレビもつけず、BGMもなしで一人ゆっくりお酒を楽しみました。
嬉しさや、達成感などは人に伝えることにより大きくなるのは理解していますが、昨日は何故か一人を楽しみたかったようです
様々なことが走馬灯のように自分の頭の中を駆け巡り、これでいいというより反省ばかりの日常ですが、無事一年を終えれことに
本当に良かった!と思えました。
今日これから帰省します。
今年は忘年会が明日開催されます。いつもは新年会なのですが、取引先の都合で忘年会になりました。
席上、沢山の労苦に対し頭を下げ、ご褒美の言葉をかけ、宴会をスタートさせ一年を収めたいと考えています。
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策略
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2016.12.24 Saturday 22:57
一人寂しくホテルで、メリークリスマスです。
毎年のこととはいえ、孫と一緒にという思いは常にあります。数年前からクリスマスの時期に百貨店にお世話になる機会を与えていただいていますので、従って叶いません。クリスマスは見事に「鳥」は売れます。また、ローストビーフに代表される「牛」もよく売れます。しかし、この時期だけは「鳥」が「牛」を凌駕します。
そして、予約していたクリスマスケーキやオードブルの引き取りがピークを迎えるのも今日です。
圧倒的にクリスチャンより仏教徒の方が多いのが現実ですが、誰かの、何かの策略で現在のような華やいだ日になりました。
バレンタインもしかり、ハロウインもしかりです。日本古来からあるものは「ひな祭り」「端午の節句」が代表されますが、代表的な文化の時に、クリスマスみたいに百貨店は込み合いません!
単純に考えても、おかしな現象です。しかし、このように定着させたのには、多くの努力と頭の回転があると思います。
偏見かも分かりませんが、菓子業界の皆さんは強かと思います。すべてに共通するのが「菓子」です。
物凄いエネルギーを持った業界です。
惣菜業界には、なかなか策略を施す人がいません。
菓子業界にはない、安閑とした空気が流れているのかも分かりません。「○○の日」とか「○○祭り」とかを創作し、取り組むことも需要かも分かりません。
いずれにせよ、目的を達成するために、相手を陥れるはかりごとが、ある意味必要なのかも分かりません。
そんな意味では、菓子業界を見習え!ですが、はかりごとばかり考えているとろくなことにならないのも現実です。
さあ、いよいよ明日が本年最後の催事の最終日です。
気合をいれ、そつなく仕事をするように頑張ります。
長い長い一年の締めくくりです。
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悪戯
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2016.12.24 Saturday 00:11
またまた、私のブログのアクセスログが通常の数値をはるかに超え手ました。以前にも何回かありましたが、ここ暫くはありませんでした。
何故、こんなことをするのかは意味不明ですし、何が楽しいのかは全く理解ができません。どのような方法を講じればあのような数字が確立できるのかは分かりませんが、悪戯は過ぎれば犯罪です。下らないアクセスを改めて欲しいと思います。
最後の現場の江戸地も、今日は朝からザワザワが始まり、沢山の人で賑わいました。
しかし、プロパーさんはやはり強く、催事スペースに立ち寄る頻度はぼちぼちでした。そんな中で、他の百貨店尾でお買い上げしてくれたお客様や、以前にお買い上げくださったお客様が沢山いらっしゃってくれ、朝から忙しく感じ、とても有難く感じました。
昨年の新宿伊勢丹さんの地下催事と比して、忙しさの度合いこそ違えども年末を感じる人出です。明日が本番、今日よりも忙しくなると思います。
忙しさの中にもユーモアは必要です。また、ちょっとした悪戯もあって然るべきと思います。
楽しい会話の中にも、消費購買意欲が刺激されることがあります。ちょっとしたことです!そのちょっとしたことが上手に言いまわせたり、お客様がその話に入ってきてくれれば本物です。
商売は、色々考える前に「浪花節」を勉強するべきと思うことがあります。その浪花節に、ちょっとしたいい悪戯を加えれればある意味面白い展開が待ち受けているような気がします。ユーモアある対応はとても大切です。
近年の悪戯は、昔私たちが育ってきた時より巧妙でたちが悪い悪戯が多くなったような気がします。可愛い悪戯が減り、犯罪に結びつくような悪戯が増加している傾向にあると思います。
悪戯が広く許されるエイプリールフルは一年に一度です。しかし、それだって許容する文化、習慣への理解の前程があってのことです。
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充電
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2016.12.19 Monday 15:49
四日間の充電も明日で終わり、いよいよ第三クール最後の現場、そして当社の今年最後の現場、大好きな時代小説によく登場する「日本橋」へ移動します。
今年の始まりが2月、5日間で本格的に動き出したのが3月からでした。
明日からの現場を終えると、延べ270日間東奔西走した一年でした。昨年は300日間でしたので今年は少し楽したのかも分かりません。日程のずれが原因ですが、お陰様で充電できる時間も沢山いただけました。
しかし、老いを感じる昨今、この充電がなければ完走できたかは未知です。
一年の内約75%出張です。殆ど家にいないに等しい数字とは思いますが、仕方ない現実と認識しています。
約270日間、朝は平均6:30から7:00起床し毎日現場へ赴き、職種によっては休憩もままならない職種も存在しますが、お陰様で私のところは休憩が取れる環境にあります。適度のな休憩をとり、帰りは都会は8:30くらいで田舎は7:30くらいには百貨店を後にできます。その行動が一年間の75%を占めます。帰りの時間の30分、一時間はとても影響を与えます。
たかが30分、一時間と思う方もいらっしゃるとは思いますが、私ども催事に携わる業者にしてみればとても貴重な30分、一時間です。体の疲労の回復度が全く異なります。早ければ早いほど有難いものです。
売り上げ的に見れば、遅いほうがいくらかでも売り上げに繋がる確率は増しますが、疲労回復の方が大事です。
充電時間が長いほど、翌日へまた、長期間の仕事に影響を与えます。
最近、老いからか充電の時間の大切さが分かるようになりました。
休む大切さが、結局は良い仕事ができることに繋がるということが理解できました。
若いうちは全く感じなかったことでも、年齢や経験を重ねていくことによって全く違うことを思うようになる現実を直視し、周りにも気を遣っていかなければいけません。今までの私は周りに迷惑をかけて生きてきたと思います。
イケイケどんどんの性格では、周りが迷惑です。
充電をさせてもらいながら、そんなことを考えている自分がいます。
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変容
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2016.12.17 Saturday 17:05
当社、第三クールもあと一か所を残すのみとなりました。
有難いもので、少し休めます。ついこの間まで、休みなんていらない人間でしたが、最近は休みが欲しくなるようになってきました。
休むことによって、足が楽になります。運動で鍛えた足腰の財産はとっくになくなっていますので、休みが必要です。
身体も、歳とともに変容してきています。年齢に合わせた行動や食事が求められています。
昨日、通学電車に乗り合わせる機会に恵まれました。
私も汽車通学してましたが、汽車の中は本を読むか、教科書と睨めっこするかが殆どでした。しかし、昨日の電車の中は殆ど、いやすべての学生さんが乗るや否やスマートフォンの電源を入れ、ゲームやネット記事を見ていました。
時代の変遷が感じられますが、ここまで変容するものでしょうか。
携帯電話の是々非々は別にして、誰ひとり学校の教材を汽車の中で見ていない姿に驚愕しました。
末恐ろしくなってきますが、これからの日本を動かすには必要なのかも分かりません。
沢山の変容のある中で、変容しないのは百貨店の北海道物産展のチラシと思います。
「ラーメン」「鮨」「海鮮弁当」「ステーキ弁当」「スイーツ」が必ず表紙を飾ります。それ以外のチラシを私は殆ど知りません。
今でも、これからもお客様に周知するにはチラシが一番効果的と思います。ネットなんかでの周知はまだまだです。
「おお北海道物産展だな」と思う人と「また同じチラシか」と辟易する人がいると思います。
物産展チラシの変容があっても面白いのではと思います。
そういう当社もなかなか変容できないでいます。
他を圧倒する種類と組み合わせで頑張ってきましたが、来年からは「等身」を考慮し10種類ある定番商品を6種類までに抑え、残りの4種類を凍結しようと考えています。まだ、私の考えだけですので流動的ではありますが、「等身」が過ります。
種類の変容はなかなか難しいのですが、それをしなければまた今年と一緒の状態に陥ります。
ただ、思いのある季節商品をどうするかも未定です。
いずれにせよ、変容をせまられている状態には変わりはありません。
今年最後の催事まであと4日です。
ゆっくり休み、疲れ切っている体を少しでも変容させ最後の仕事に臨みます。
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等身
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2016.12.14 Wednesday 17:42
明日が最終日の、当社本年最後の北海道物産展が開催されている尾張名古屋にやってきました。
どうしたことか、全体が前年を下回る成績のようです。当然?!当社も前年割れです。
催事は生き物ですから、良い時もあれば、悪い時もあります。仕方ないことですが明日頑張って少しでも負けを取り返したいと思っています。
悪い時に考えることがあります。
「商品が悪いのでは?」「価格が高すぎるのでは?」「売り方が悪いのでは?」などなど、沢山のことを考え「陰」になる自分がいます。しかし、つい数年前まで悪い時の数字で推移していました。年々贅沢になる欲望に気が付くことがあります。
自分にとっては「等身」の売り上げかも分かりません。
催事の本数や製造ばかりでなく、売り上げも「等身」所謂、身の丈を知るべきです。
ただ、「等身」の売り上げでは百貨店さんからスクラップされます。盾と矛で悩みます。当社の「等身」(身の丈)を理解してくれる百貨店さんは皆無と思います。
売り上げだけは「等身」を超えたいと思い、ここまで一生懸命仕事をしてきました。
売り上げが上がると、当然製造が増えます。これまた盾と矛です。結局、「等身」ではこの世界でやっていけないことになります。
今年も、11月前半から製造が間に合わず、バタバタの連続で会社と揉めました。
「等身」を守ればスクラップ、「等身」を超えれば工場がパニックと難問を抱えています。
工場拡張・人員増員を成せば殆どのものが解決はされますが、しかし、工場拡張・人員増員が私のそれこそ「等身」を超えるためできません。
今まで、よくやってきたと思います。工場の従業員、家族に改めて心から感謝です。ありがとうございます。
盾と矛を解決する術は、なかなか思いつきませんが、この仕事に携わっている以上何とかしなければなりません。
「食品事業部」のこと「LPガス事業部」のこと、そして後継者へのバトンタッチの件など、難問ばかりが襲ってきています。
なかなか気が休まる時がありません。
改めて、「等身」「身の丈」の難しさを感じています。
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仕舞
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2016.12.14 Wednesday 00:16
今日で恵比寿に現場がお仕舞になりました。
一週間、とても楽しく仕事をさせていただき、感謝申し上げます。明日から尾張国に出立です。
ご挨拶と後片付けに伺いますが、今年はあまり芳しい声が届きませんが、私にとってはとても大事な百貨店さんです。
内地で最初にお声掛けを頂いたのが、今お世話になっている百貨店さんです。
浪花節並みに、義理と人情は果たします。
同時に、府中での催事もお仕舞でした。一回も顔を出せずとても申し訳ないのですが、日程上仕方ありませんでした。
代わりの者が頑張ってくれ、何とか仕舞を迎えられた喜びはひとしおです。
第三クールは四か所です。北海道展が一つ、あとの三つは地下催事です。
今の北海道展と、地下催事を比べれば大きな差異があります。しかし、私は最終的に長い目で見た場合、残るのは「地下催事」ではないかと思う人間の一人です。地下催事でのノウハウをしっかり確立させ、商材の研究をしっかりしていくことがこの世界で生き延びていくうえでとても大事で大切なことだと考えます。
恵比寿の現場では、隣が「横浜センターグリル」さんというオムライス・ナポリタンが主流のお店でした。
ケチャップライスに卵焼きをのせ、デミソースまたは、ハヤシソースをかけ、ナポリタンと両立させた洋食屋さんです。
個人的に、価格も内容も地下の商材にぴったりと思いました。まだまだ。知らないことが多すぎます!
当社も、ここ恵比寿だけは「帆立カレー弁当」を出品します。どんなに美味しくてよいカレーと思っていても、見栄えのことでは全く客を引き付けるまでにいってないと思います。
少しの時間に、お隣さんの真似をさせていただき、「帆立オムカレー」なるものを作ってみました。
もしかしたら、とは思いましたがこれ以上の商品開発は「仕舞」への道に繋がります。
こと、催事での商売に関しては「仕舞」はありません。やろうと思えば何でもできます
しかし、これでいいのだろうかという疑問はあります。こと、「北海道物産展」と名乗って催事を展開していることに責任の重さを感じる業者さんが必要です。何でも売れるからそれでいい!では、お客様が必然的に離れてゆきます。
ある物産展のチラシに、北海道には育たない農産物を加工した商品が堂々と掲載されていて唖然としました。売れればいいという責任のなさにがっかりします。
売り上げばかりを重視し、商品の選別も疎かにして行くのなら、「仕舞」という言葉がよく合います。
百貨店は「らしく」を忘れてしまいました。スーパーさんとほぼ同じことを展開しながら歩んでいるような気がしてなりません。
こんな状態でこのまま推移していくのならば「仕舞」という文字が過ります。百貨店のプライドとらしさはどこに行ったのでしょうか?
究極は「仕舞」になってしまう恐ろしい現実を理解して欲しいと思います。
復活しましょう!百貨店らしさと誇りを!
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喜悦
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2016.12.11 Sunday 23:02
江戸地恵比寿の現場も残すところ二日です。
相も変わらず、優雅で綺麗な女性が訪れるお店です。男性も、どこか違う感じの方々が多く見受けられます。
やはり、この地は江戸地の中でも特殊なような気がします。
毎回のこととはいえ、芸能人の方もお買い物に来ておりました。誰が来てたと書けないもどかしさはありますが、普通の人です。
そんな中、すっかりお馴染みさんになったお客様のご来店が、昨日今日と続きました。
声には出しませんが「喜悦の声を心の中で上げていました」!本当に有難いもので、感謝の気持ちで一杯です。
sさん夫婦は、必ず孫にお土産を持参してくれます。孫の好物をいつもいただきます。
また、久しぶりにkさんがお見えになっていただき、沢山の商品をお買い上げいただきました。
物を売っているのにと思えば、「喜悦」の声を上げるの当然かもわかりません。
LPガスを配達していたころ、夏場の暑い時に冷たいタオルを差しだしてくれ、冷たい飲み物もいただけた時の感激がここ恵比寿でも味わえる幸せに酔います。
私は、物を売っている立場です。そんな人間にとても暖かく接していただける!まさに「喜悦」心から喜べ嬉しいことです!
第三クールも中盤に差し掛かりました。火曜日には二か所が終わり、木曜日にはもう一か所が終わります。
そして、本当の最後は21日から五日間です。今年の最後に喜悦の声をあげれれば幸せです。
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表題
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2016.12.08 Thursday 22:34
江戸地恵比寿の現場も無事二日目が過ぎました。
やはり昨今の動向通り、平日の来客数は少なめです。しかし、長年来ていると有難いものでお馴染みのお客様ができ、楽しく再会を喜び、お買い物をしていただく様は何物にも代えれませんし、商業者冥利に尽きると思います。
本当に有難いものです。
商工会青年部時代、支部青年部も単会の青年部も、記念すべき節目の時に青年部長でした。
支部青年部の記念誌の表題は「前程万里」単会の青年部の記念誌の表題は「百尺竿頭」を記しました。
恥ずかしながら、自分の筆字で表題を飾りました。
「前程万里」所謂、前途に大きな可能性が広がっていて、前途が明るいことを指します。「前程」はこれから先の道のり「万里」は先の長さを言います。当時支部青年部長として、これからの支部商工会青年部がさらに活躍し、地域振興の担い手となることを願って表題にした言葉です。
一方、単会の記念誌の表題は「百尺竿頭」でした。
百尺の竿の先端。転じて到達すべき極点を言います。百尺の竿の先に達しているが、なおその上に一歩を進もうとする。
すでにしている努力や工夫を尽くしたうえに、更に尽力することを指します。
やはり、若いという未熟さや、将来性を表すのに英知を絞り命名したことが懐かしく思い出されます。
今日みたいにお客様の入りの悪い時でも通常の売り上げを挙げれる業者は立派と思います。
勿論、出店している業者さん皆さんは、自分も含め努力や工夫をしながら販売しています。しかし、こんな時にもうまく行くように更なる尽力が必要なんだなと痛切に感じた一日でした。
大きな催事であっても、地下催事であってもいい時と悪い時はあります。贅沢なようですが、平均していてくれればとても有難いことと思う心もありますが、なかなかそんな風にはいきません。
一年の締めくくりの12月です。
来年からの催事に、当社として一か所一か所「表題」を付けて臨むのも面白いかな?なんて考えています。
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発想
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2016.12.07 Wednesday 22:48
急激に寒くなった江戸地ですが、蝦夷地から比べれば大したことがありません。
大げさな格好をして歩いている人を見れば、この方々は本当の冬になった時にどんな格好をするのだろうと考えてしまいます。
例えば、日本国を良くするために色々な施策を講じるのと、施策を講じたから日本国はよくなったでは発想の原点が違うと思います。逆もまた真なりという言葉がありますが、全くその通りです。
発想は、物事を考えだしたり、新しい考えや思い付きを得ることを言います。
全ての物とは言いませんが、殆どのものはこの「発想」が原点となりいろいろ展開されていくと思います。
その発想を思いつく人間によって様々な優劣や差異が生じます。
単に頭の回転が速いだけでは片づけられないのが「発想」です。
商品の開発は発想が豊かでなければ響いたものは想像できません。
デザイナーでも食でも何でも言えることは、考える原点の大切さが大きなウェートを占めるということです。
原点を生すものは、知性であ感性であり経験でもあります。
今、世の中で活性しているものは発想の良さに影響することが大です。
私も、「しゅうまい」という分野で他にない発想を商品に与えてきたつもりですが、まだまだです。
世の中、これでいいというの物はなかなか存在しませんが、私の商品に言えることは、どこまでやったらいいの?と思うこともしばしばです。
「しゅうまい」に与えてきた発想はまだまだと認識はすれど、まだ他の追随は許していません。
更なる発想を与え、確固たる製品の基盤を築くには更なる発想と努力が必要です。
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常識
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2016.12.06 Tuesday 17:39
いよいよ最後、当社第三クールへ突入です。
最後を締めくくるに相応しい成績であればと思っています。
仲間には、理念のオファーが続々届いているとのことですが、私のところは1月・2月はお休みです。
あえて仕事を取らずのんびりとした年明けにします。
江戸地は温かく、銀杏並木の紅葉が真っ盛りです。
まだ、山々は錦絵を描いており、その風景を見てるだけで相違を感じます。
江戸地神田のそばの老舗の有名店行ってきました。北海道のそば店で食べている常識と、江戸老舗の常識は大きくかけ離れているのが分かります。とても「せいろ」一枚では物足りません!先客が三枚いや五枚頼んでいる理由がよくわかります。
都会の常識、田舎の非常識かもわかりませんが相当の温度差があります。
酒の肴の類も、一品一品がとても少ないと感じます。
そのそば店が大繁盛している様を見れば、これが都会の常識と納得させられます。
昔、赤坂の有名な蕎麦屋さんでも感じたことでしたが、都会と田舎には相当の距離があるような気がします。
社会的な価値観や知識や判断力が当たり前のものを有することは常識の大前提です。客観的に見て当たり前と思われる行為は常識的行為で、社会に適さない行為は非常識と認識します。
近年、この常識と非常識の境目がとても曖昧になってきているような気がします。勿論、住む世界によって常識は異なるため、ある社会の常識が他の社会の非常識というこもあります。
ただ、人間社会の中で境目が曖昧になってきていては、いらない摩擦が生じるだけです。
常識的振る舞いは人間的振る舞いであると思います。
常識が短絡したら、世の中とんでもないことになります。
食べ物は、量が多いとか少ないとではなく、いかに安心安全に作られ供されるかが常識です。
この常識だけは、食べも物を使う人間として死守していきたいと思っています。
明日から、25日まで頑張って常識を貫き、いい正月を迎えたいと考えます。
| karyuhokki | 日記 | - | - | -
真面
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2016.12.04 Sunday 12:01
束の間の帰宅も明日また出立です。
時間が過ぎ去る速さを感じています。今日は「小春」とは言いませんが、何となくそんな感じがする天気です。
お隣韓国の大統領がまた追いやられそうです。
私の記憶では、真面に任期を全うした方を知りません。警察に捕まったり、自殺したりと辞め方が真面ではありません。
お国柄とは言え、あまり好ましこととは思えません。次に選ばれる大統領は、きちんと任期を全うして世界に新しい韓国を見せて欲しいものです。
餅つきを禁止する地域が出ていると新聞報道で知りました。
理由は、臼の餅を返したり、つき終わった餅を丸めたりする時に菌やウイルスが付きやすく、食中毒が発生する恐れがあるからとのこと、個人的に真面とは思えません。
稲作信仰の我が国は、収穫を喜ぶなど、餅つきという伝統行事が続いてきています。
あまりにもお粗末な考え方としか言えません。
素手で食品を扱うのは、餅つきに限りません。お鮨を握る時は大概素手ですし、てんぷらを揚げるときだって、揚げだねによっては素手が触ります。数え上げたら切がありません。その地域は、素手で調理するものを全て否定するのでしょうか。
注意喚起や警告ではなく、規制は行きすぎではないかと感じますし、真面ではないなと思います。
真面なこと、真面ではないこと、世の中にはたくさんのことが存在し、矛盾や無矛盾を繰り返し進行しています。
それが世の中かも分かりませんが、古来から続く伝統文化などは規制するのではなく、守る術を模索してほしいと考えます。
この前のブログにも記しましたが、出汁の文化も同じことが言えます。
あまりにも安易に物事を考えたり、規制することによって、日本国がだんだん貧弱になっていくような気がします。
「真面」をもう一回見つめ直しましょう。
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混迷
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2016.12.02 Friday 17:00
帰郷して二日目、今日は低気圧の影響で霙と西風が吹き荒れ良い天気ではありません。
日中でも暗い一日でした。
毎日ゆっくり起床させていただいています。
面白いもの催事中は目が覚めてからも眠いのですが、休みの時は一旦目が覚めたらなかなか寝れません。逆だといいのですがそう上手くいきません。
工場も、佳境の時期を乗り越え少しは楽になったかなと思ったら、とんでもない!お歳暮商戦真っ盛りで家族に叱られました。
第三クールの商品は何とか確保はしましたが、相変わらず工場は混迷しています。
混迷させている原因を作っているのは私です!
手間がかかる商品開発ばかりをして、従業員さんは大変です。しばらくは、新商品封印です。
手間がかからない商品の開発を行えば混迷は少しは防止できますが、普通の商品を作れない、考えられない自分がいます。
いずれにせよ手作業ですので作れる数は知れています。よって「限定商品」としての販売になります。
今は、季節商品「ユリ根しゅうまい」を製造しています。ユリ根を製品にするには根気が必要です、所謂、手間がかかると言うことです。
ユリ根に関わらず、当社のしゅうまいは餡の中までトッピングした商品を練りこみます。
ただのしゅうまいの上にトッピングしたしゅうまいとは違います。
トッピングしたものが「調味料」になります。それによって後味の良い製品となります。化学的なものではなく自然のものです。
ただ、前にもブログで記しましたが、今の人は化学的な味付けを好みます。最初にカッツーンとくる味がいいみたいです。
私の感覚では、自然の物はあとから美味しさが広がる様な気がします。
催事では特にガッツーンが要求されるような気がします。化学調味料のインパクトが好きみたいです。
無添加商品は、ほんの一部の方しか流通しないのが現実です。
口の中を混迷させる化学調味料やエキス全盛の時代です。
長年培ってきた「出汁」の日本古来の文化はどこへ消え去ったのでしょうか。
家族や、従業員を混迷させる商品を考えるのは封印しようと思っていても、素材を見るとどこかに意欲が湧いてくる自分がおります。しかし、封印です!
これ以上、混迷させたらすべてが崩壊します。
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寒暖
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2016.12.01 Thursday 13:00
束の間の帰郷です。
やはり、北海道は寒いと感じます。これで、この地を離れていなければ慣れてそんなに強く感じないものですが、内地はやはり暖かいです。
寒暖の差に注意を払い、体調管理をしっかりし第三クールに備えます。
山積する書類を一つ一つ片付けながら、まだ回想するには早いのですが、師走に入ると気持ちまで慌ただしくなり、ついつい今年一年を考えてしまいます。
春から秋にかけて60か所以上の催事をさせていただきました。仕事を頂き、感謝の念でいっぱいです。
その中で、寒暖の差を感じながらも一生懸命頑張ってきました。ここでいう寒暖は大小を指します。
所謂、売り上げの良いところもあれば、悪いところもあったということです。
全体が悪いのだから、当社も悪いのは当たり前と考えてしまえば簡単なことですが、それではいけないと思います。
いかに、受けた仕事の寒暖をなくするか!永遠の課題で色々と考えさせられます。
どんなに悪い環境でも、前年をキープしているところもありますし、上回る所もあります。
売り上げが良いことに越したことはありませんが、そことだけを考えている訳ではありません。むしろ、売り上げより違う角度から
寒暖の差を見出したいという思いが強いです。
しっかり考えて現場に向かう時間がなさすぎるのが現在の当社の現状です。
これではいけない!常に思い中途半端なこともすることがあります。やりたいことをしっかり考え、実行することのための時間は、自分が作らなければならないのですが、自分の中にも寒暖の差が生じる時があります。
ここでの寒暖は相反することです。
もとより、浅学菲才ですので当たり前かも分かりませんが、時々もう少しでいいからシャープな頭脳であったらな、と思います。
6日から当社第三クールの仕事が始まります。
今年の締めくくりです。第三クールの成績いかんで当社の今年の寒暖の差はなくなる可能性があります。
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