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万策
 寒くなったり、暖かくなったりと、体調管理の難しい気候の北斗市です。
一昨日、日本テレビ番組「ZIP」の取材班が来店し、当社の「しゅうまい」を取材してゆきました。
29日7:15放送とのことです。


 新幹線開業まで、あと31日になりました。
当社も、新駅の観光ブースに商品を納入いたしますが、関係機関からはまだきちんとした内容が示されていません。
大丈夫?と心配になりますが静観するより仕方ありません。
また、「いさりび鉄道」なる第三セクターも新幹線開業と同時に動き出します。
「ながまれ号」が上磯駅にやってきて、歓迎の意を表さなければなりません。
新幹線といさりび鉄道、人員のやり繰りに万策尽きました。
どうやっても満足する配置はできませんが、なんとか少人数でも開業に華を添えなければと思います。



 当社は現在、全国で行われる「北海道物産展」の準備で忙しい毎日を送っています。
プラス新幹線開業・いさりび鉄道開業です。
万策を駆使して製造やら、対応に苦慮する毎日ですが、名産の「北寄貝」が厄介です。
新幹線開業に当たり、北斗市の名物は?と言われると、八割くらいの方が「北寄貝」と答えると思います。
当社は、毎日漁組から相当量の仕入を行い、貝から身を取り出し、洗浄ー砂取りーウロ取りーカットの工程は、時間がいくらあっても足りません。
他の業者が真似ない、いや真似れない訳が分かります。
「北寄貝」は殻つきのものを仕入れます。たとえば10kg仕入れたとすれば、使える実は3kgと三割程度です。
7kgは廃棄処分です。価格は殻つきでkg当たりです。
廃棄した殻や砂もウロもお金ですし、廃棄料が発生します。
毎日、お金を捨ててるような錯覚に陥る時があります。
かといって、販売価格に転嫁できない悩みがあります。
価格もさることながら、手間だけでも相当なものです。それで「高いしゅうまいですね」と言われれば、何とも情けなさと逆上
が交差します。




 万策を尽くして頑張ってはいるものの、従業員さんが一人でもインフルエンザにでもかかったら万策尽きてしまいます。
私は、明日から所用で四日間ほど江戸地に向わなければなりません。
この時期に家を空けるのは本意ではありませんが、仕方ありません。
催事準備は見当がつきますが、開業時の賑わいは見当がつきません。


 刀折れ矢尽きることのなように、万策を尽くします。
| karyuhokki | 日記 | - | - |
見当
 二十四節気の「雨水」です。
その通りに?!雨が降った北斗市です。
気温も高く、三月下旬の気温だそうです。しかし、この温度差にはなかなか体がついてゆきません。



 一昨日、札幌で道青連時代の仲間四家族と、女房同伴の新年会がありました。
毎年、二月に行われている恒例行事です。
仲間と再会し、お互いの元気さを確認し合い、孫の話や商売の話に夜遅くまで飲みながら語り、更なる
親交を深めて八月の再開を約束して帰ってきました。
みんな、まだまだ元気です!



 今になって当市が新幹線開業でバタバタしています。
もう少しで1っか月を切るという時までバタバタしなかったのは何故か?想像できません。
昨年、あと一年と言うことで吉祥寺の百貨店さんが、漫画「北斗の拳」とのコラボで北海道物産展でPRしてくれ、
今年も、あと数日という時期にまた、北海道物産展で応援してくれます。
しかし、当市の対応は昨年とほぼ同様の内容に呆れてしまいました。
世の中では「最大のチャンス」と煽り立てても、地元がおとなしければ何にもなりません。
全くお粗末です。


 見当は、目当てであり接尾語的に「ぐらい」「程度」「前後」を指す言葉です。
とても勇気がいることではありますが、接尾語的な見当を注視し、様々な仕掛けを施してこそ盛り上がりが見えると
思います。
経験のないことを迎えるわけですからそれこそ「見当」がつかないと思いますが、「見当」は大事な要素とおもいます。
たとえ外れても、悪いとは思いません。
思い切りが大事です。



 当社も、開業にあたって「地元製品」としての矜持があります。
勿論、見当がつきませんが「このぐらい」や「この前後」程度の目当ては持ち合わせています。
しかし、いかんせん製造が追いつきません。
それでも、出来るだけ頑張るつもりでいます。
ただ、名産の「ホッキ貝」が産卵期に入り禁漁期間になるのはもうじきです。
一番人の多い時に「禁漁」は大きな痛手です。
漁協や行政はどのような考えをもっているのか?気になります。


 普段地元にいない私が何を言っても「犬の遠吠え」ではありますが、開業は目の前です。
大きな「見当」をもって、例え「見当違い」になっても物事に当り、がっかりさせない姿勢が重要と考えます。
個人的には、更なる「食」の見直しが必要と思います。
地元の人は、地元の「食」の素晴らしさを理解してません。


 「食」に「見当」つけて短い期間ではありますが、試す価値はあると思います。
 
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多端
 立春には程遠い北斗市です。
今日あたりは深々と雪が降り、折角見えた路面もまた雪の中です。
気温も氷点下と厳しい寒さと降雪に見舞われています。



 春からの催事のために、身体を労りゆっくりしたいのは山々ですがそうもいかない毎日です。
6月までの沢山のオファーに応えるために、従業員さんと一緒に毎日製造のため工場に入っています。
改めて、当社しゅうまいの製造工程の煩雑さや、美意識に翻弄されている自分がいます。
また、来月26日に迫った「北海道新幹線開業」にも目を向けなければならず、予想もつかず迷走する自分もいます。
まさしく、多端な毎日を消化しています。
もっと簡単に美味しくできないだろうか?とは考えるものの、今までのやり方を変更できません。
改めて、浅学な自分に腹が立ちます。



 一日に製造できる生産量は決まっています。
それを打破するには、工場の増設・従業員さんの増員が不可欠です。
しかし、一切それには目を向けず身の丈を順守しています。
身の丈を順守していないのは、オファーの取り過ぎです!
「来る者拒まず、去る者追わず」の格言がありますが、来る者は時々拒みますし、去る者は絶対追いません。
それでも「しゅうまい」の需要が増えているということは、お世話になっているところの販売量が増えていることを
意味します。
本業のプロパンの方は、エネルギーの自由化や同業他社との競争、お客様の老齢化など取り巻く環境は益々厳しさを増しております。
かつて、業界で叫ばれていたことは、お客様を増やすことができない現状は、お客様一軒当たりの単位消費量のアップしかなく、
ガス機器の拡販営業に取り組んだものです。



 現在、当社の催事の仕事は本業と酷似しています。
新規を増やさず、お世話になっているところの数字をあげる。これにつきます。
しかし、去っていたところの補充も考え、会社を守らなければならないのが経営者としての責務です。
まことに矛盾しますが、工場や従業員さんのことを考えれば「矛」会社の経営は「盾」の状況です。
振り返ってみれば、この10年「矛盾」との戦いであったかも分かりません!
矛盾を解くのは容易ではありませんが、「廃業」も視野に置き、将来を見つめ直す必要性をじっくりと考察しなければ
ならない時期に差し掛かっているのかも分かりません。

 

 まさに「多事多端」な毎日で、こと販売に対し、数日沢山悩み考え、自分自身に明るい兆しが見え始めたのですが、また別な悩みが発生し、解決しなければならないことは販売だけではないということが分かり、多事多端です。





 受けた以上はやらなければなりません。ベートーベンの「苦悩を通じての歓喜」を目指し、従業員さんと頑張っていきたいと
思っています。
しかし、当社の従業員さんたちは良く働きます!頭が下がります。
「多事多端」な私ですが、感謝です。







 
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常套
 寒く、雪が降り続いている北斗市です。
今日はお休み。一日中家の中で過ごしています。



 最近、毎日のようにどのようにしたらお客様へ当社の製品が伝わるかを真剣に考えてさせられています。
この10年間で少しずつの変化はありましたが、いつも使う手段、所謂常套手段が常でした。
何も変わらないのであれば、変化をさせなければスクラップされます。
新製品を沢山出すのみの手法は限度があります。
如何にして伝えるか!永遠の課題とは思いますが、浅学な頭脳で変化をさせなければならないと思います。



 手法が浮かびはしますが、具体的な方法はまだ見つかっていません。
今のままがいいとは思っていませんが、変えるのは守るより難しことです。
しかし、もう当社の常套手段は限界にきているのかも分かりません。
試食を沢山出せばや、スープ系にすることや、おまけ商売にすればなど、新しい試みも考えますが、
そこに踏み込めない私がいます。


 私の余暇や移動中は、時代小説を読むのが常套でしたが、お客様の心や時代を読むための専門誌にも
目を向ける努力が必要かも分かりません。
新聞も地方紙ばかりでなく、購読している日経新聞をもっと真剣に読まなければと考えます。
ヒントは何処かに存在します。
当社の常套手法から脱皮してこそ、スクラップは免れることになるような気がします。


 何事も、決まりきったことをしていては結果が付いてこない現実を注視し、乗り切ってゆく行動を
起こすことが大切です。

 
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スクラップ
 比較的穏やかな天候が続く北斗市です。
立春を過ぎて暦の上どうりにはならない北国ですが、「春」は間違いなく近づいています。


 沢山の百貨店さんから「物産展」のオファーが届いています。
大変有難いことと心から思います。
芸能人同様、オファーが無ければ出向けません。
百貨店における物産展が存在するための理由となるものは?と言うことを私なりに考えれば、
各百貨店さんとの温度差の高低が存在します。



 百貨店さんの「物産展」の存在理由とは、一体なんであるのか?
各百貨店さんに差異はあれども、似たりよったりかも分かりません。
個人的に思うことではあるが、百貨店さんの物産展は、全国各地の選りすぐれた安心安全な百貨店に置くにふさわしい
商品を、お客様に紹介しご購入いただき、満足していただくことが本質と考えます。
ただ売り上げ重視の企画は、考え過ぎかも分かりませんが、長い目で見ればお客様の減少を余儀なくされるような気がします。
しかし、百貨店も企業ですから収益は大事です。
勿論、出展業者も大小は別として一つの企業ですので、収益は大事です。
お互いに良いものを売りながら収益向上が一番の理想ですが、なかなかそうもいかないのが現実です。
よく売れるものと、売れないものが現実に存在します。



 良いものを売っていても、売り上げが伴わなければスクラップされます。
必然的に良いものは値段が高めになる傾向にあります。
事実、百貨店さんは良いものばかりを売っているため価格は高めです。
しかし、少々高くても百貨店さんから購入する根拠はなんであるかを掘り下げて考慮する力が存在するならば、
物産展の毎年・毎回の業者のスクラップは減少すると思います。
鉄のスクラップは屑鉄です。しかし、鉄鉱石同様、とても重要な製鉄原料です。




 「スクラップアンドビルド」という言葉があります。
スーパー業界では比較的活発に用いられる方法です。
催事でお世話になっている以上、スクラップ化を図られぬように努力するのは当たり前です。
しかし、力不足でお力になれない所も存在します。
ただ、勝手な言い分ではありますが、百貨店にふさわしい商品であるとの自負心はあります。
これから本格的に始まる催事行脚で、肝胆を砕きスクラップアンドビルドしてゆきたいと思います。

 
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忙殺
 今日は節分。明日は「立春」です。
娘婿が鬼になり、孫が豆をぶつける光景が見られそうです。
各季節の始まりの日の前日のことで、季節を分けるという意味も含まれます。
暦の上では春です。
先日、新幹線で名古屋に向う時、静岡の手前当たりと記憶してますが、車窓から「梅の花」らしきものが咲いている
光景を目にしたような気がします。
確実に春に向かっています。


 三月から本格的に始まる催事に向けて、工場に入り製造に忙殺される毎日です。
催事での仕事の方が楽かも分かりません。
改めて、狭い工場での従業員の皆様の手際に良さと、真摯さに心を打たれます。
もう少し、吾妻しい環境で仕事をさせてあげたいと考えますが、身の丈です。
「忙中間あり」の諺通り、ちょっとした時間を見つけては考えてたしゅうまいの「試作」も並行して
行っていますが、冷たい視線を感じます。
この時期はただ、迷惑のかからないように製造に集中しなけれなりません。



 定番の「王様しいたけ」の生育が悪く、注文をお断りする事態に発展しています。
彼の所も、注文で忙殺される毎日だろうと推測しますが、折角お客様が付いてきた時期の生育不良は
困ったものです。
今日頼んで、明日できるものとは違いますので製造業者さんを恨んでも仕方ありません。
形を変えての当社の「王様しいたけしゅうまい」は考えられませんし、他社の物を使用する気にはなりません。
味よし:香よし:プリプリな椎茸はまさしく「王様」です。
「しいたけ」頑張れと、心の中で叫んでいる自分がいます。
材料は高騰しても、なければどうにもなりません。
しかし、「カニ」「帆立」類は異常な値上がりを続けまた、包装資材も値上げ傾向です。
運賃も上がり、催事業者の負担は大きくなっていますが、なかなか価格に反映させることはできません。
企業努力で何とかしていますが、これ以上の値上げだと、「値上げ」「製造凍結」いずれかの選択が目の前に
来ています。



 原価計算のやり直しや、出展申し込み書の書き込み、日程と担当の調整、などその他山積する事務仕事にも忙殺される毎日です。
ただ、忙しいことは良いことです!
いつまでたっても貧乏性の根性は治りません。




 

 
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