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知恵
 今日、30日をもって私の仕事を収めることができました。
9月から始まった、秋の催事。延べ105日間全国各地を転々と歩き回りました。
昨年に比すると、楽な日程ではありましたが、年齢的な衰えもあり、今はゆっくりしたいというのが
本音です。
明日までの現場ですが、代役にお願いし家に帰ります。




 この一年を振り返れば、昨年同様催事行脚の連続で満足に家で過ごしたことがありません。
常に「これでいいのか?]という疑問を抱きながら葛藤している自分がいます。
しかし、なかなか良い知恵は浮かびません。
単純に考えれば簡単なことです。
人を増員し、工場を増設すれば済むことです。
しかし、「華隆」のしゅうまいというものの矜持は簡単にいきませんし、いつも言う「身の丈」
というものも存在します。
物事の道理を判断してゆく心の働きが、私には欠けています。
また、物事の筋道を立て、計画し、正しく処理していく能力に欠けています。
いつの間にか、自分の身の丈を超えてしまったから葛藤する自分がいることに気づいてはいるものの
、何とかしたいと思う心も正直あります。
しかし、これでは元の木阿弥です。




 知恵を持つということは、頭脳明晰であり豊かな経験が必要です。
私に必要なのは、物事の心理を見極める能力です。
あるのは、経験だけでどれをとっても見劣ります。
ゆっくり休みながら、心理を見極める大事さを磨ければ、と思います。


 いずれにしても、今年の仕事を収めました。
なんの知恵も無い私ですが、従業員や家族に感謝し、とりあえず自分を褒めてやりたい気分です。
 
| karyuhokki | 日記 | - | - |
職責
 江戸地の現場も、残すところ四日間になりました。
流石、日本一の百貨店です!集客力が違う印象を持ちます。
この百貨店は、元階催事より地下催事の方が集客があります。
一昨日より元階になりましたが、地下を覗いてみると物凄い人でごった返していました。
田舎の盆と正月を併せたよりも、すごい人がおります。
関係者の努力は勿論ですが、その底力に感嘆符をうちたいと思います。



 たまたま、地下から元階の催事に移動する際、夜遅くまでかかってしまいました。
四日に一度の休みの社員の皆様のことを、休みすぎと感じていた私は、入れ替え日の光景を見た瞬間、
無知さを反省しています。
夜遅くまで本当に良く働きます。
家に帰るのは真夜中過ぎが当たり前です。
それぞれの職責を全うしている姿に、感心しました。



 働いている以上、職務上の責任を果たすのは当たり前ではありますが、すべての人間がそうだとは言い切れません。
前にも記しましたが、お祭りの、「神輿を担ぐ人、その神輿にぶら下がる人」がおります。
人の目にはそれでも神輿に写ります。
一番よくないのは、担いでいるようなふりをして、担いでない人です。
本当にぶらさっがている人はまだ許せます。
職責も理解せず、ぶら下がっている人は本末転倒も甚だしいと思います。
しかし、皮肉にもそういう方々が出世街道を突き進みます。
不思議な現象はどこの世界でも存在します。



 私も、ある意味職責を放置して催事行脚をしています。
「これでいいのか」という疑問は常に頭の中にあります。
職責者としては失格かも分かりませんが、会社を守るという職責は果たせている様な気がします。
命も、家族も大切ですが、会社がなくなったら全てが無くなります。
今の私は、会社を守るという「職責」で一杯です。



 
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使い捨て
 クリスマスの日本一の百貨店の地下は、想像を絶する人間の集まりです。
目指すは、ケーキでありチキンです。
一般的に他国の宗教の主、キリストの誕生日に、これほどまでの賑わいを見せる!なんとも凄いことと思います。
バレンタインもそうですが、もっともっと日本古来の文化に目を向けてほしいものです。
商う人間の賢さと、強かさが見えます。
真心よりも、下心が見えます。



 商う人間は「使い捨て」が得手です。
百貨店のバイヤーさん達を見ていると理解できることがあります。
惚れ込んで、自分の企画に同調してくれて出店してくれた業者には、「石の上にも三年」の心構えがあってしかるべき
と考えるのは私だけでしょうか。
百貨店の為に一生懸命努力をし、与えられた課題を無理をしてでも克服し、一生懸命協力している業者さんに対し、
その位の辛抱が必要と考えます
しかし、現実はなかなかです。
選ばれる方にも課題はあります。
こと「カリスマ」とか「熱血」とか冠がついている方々のことbに流され、真意をもう少し聞く努力をしない現実は
、その世界で生きてゆきたいと思ったら尚更です。



 私も過去に、使い捨てを何回も経験しています。
頼むときはとても良いことをいますが、切る時は無のつぶてです。
せめて、見送る理由を業者に伝えるべきです。
出るときは熱心で、ださない時は知らんふりは人間としてまた、業者を頼りにしている企業として失礼千万です。
改善してもらいたい、優先順位一位の事柄です。



 現在の世の中は使い捨てが美徳みたいな風潮です。
だから、ごみが増えます。
昔のように、物を大事に使うに日本人の文化は、100円ショップに寡占されました。
使い捨ての本当の意味を理解できる大人になりたい!
そんな気持ちがあります。


 
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大詰
 いよいよ江戸地で、秋から初冬催事の終局の場面を迎えます。
8時半までの臨時営業の為、搬入は早くて10時位から始まると思います。
なんだかんだと用意して、搬入終えるのは12時を回るかも分かりません。



 9月9日を皮切りに、12月31日までの長丁場でした。
まだ、9日間ありますが、最後の最後にへまをしないように、留意し仕事を運びたいと思っています。
まだ、振り返るのは早いのですが、この四か月間長いようで短く、短いようで長いと思うのが正直な
気持ちです。
さて、来年はどうなるのかということを考えると、憂鬱な気持ちになる自分がいますが、結局は今年と同じような
ことになってしまう現実のような気がします。
変化は難しい現実です。



 今年は、当社食品事業部10周年という記念すべき年でした。
その間、19種類のしゅうまいを誕生させましたが、肉に合う素材選びに苦労しました。
「蟹」「海老」の類は、正直肉に合う素材とは思っていませんが、お客様の要望が強く製造しています。
11年目を迎えるに当たり、定番商品の充実と新商品への挑戦が課題となる年になると思いますが、
様々なことを考慮しながら進めなければなりません。
年齢的にもそろそろ引退の年です。



 今年の催事の大詰めを迎え、兎にも角にも事故の無いように終えることが必須です。
 
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朋友
 江戸地の恵比寿の現場も終わり、23日からの同じく江戸地の新宿の仕事を残すばかりとなりました。
大晦日までの現場ですが、最後の最後まで一生懸命仕事をして、一年を締めくくりたいと思っています。
この時期になると。「良いお年を」と言う言葉が飛び交います。
師走だなと感じる言葉です。



 まだ終わってはいませんが、一年を振り返ると催事行脚の連続で、殆ど家に居なく、催事ばかりの一年でした。
幸い、朋友に恵まれ楽しく仕事をすることが出来ました。
とても有難いことですが、家族のことを考えれば複雑な気持ちになることもあります。
「朋」とは同門の友であり、「友」とは同志の友を指します。
まさしく、実演販売と言う同門であり、良いものを、北海道を真面目に売る同志です。その人間と一緒に、約120日位
同じ百貨店で働き、昼も夜も一緒の生活を出来たことは、私にとって何物にも替えれない喜びであり、感謝の気持ちで一杯です。
自分の子供位の年齢ですが、垣根はありません。
対等にお付き合いを戴き、私の我儘を受け入れてくたk君に感謝です。
ありがとうございました。



 私の場合、「亭主元気で留守がいい」の年齢ですが、k君の場合まだまだ子供も小さく、奥さんも若くとても心配しています。
子供が小さい時に、父親が留守がちなのはあまり良いこととは思いません。
そのことを、酒の席で良く言いましたが、彼の責任の重さを計り知ることができない私です。
トップに立つものは、常に責任の重さを感じています。
私が良く言う「家族の為」「会社の為」「地域の為」の責任はとても大事と思います。
「家族の為」には良くない生活をしていますが「会社の為」には何人もの従業員の生活を支えています。
そして「地域の為」では、本物を提供し、自分の地域は元より、北海道をより理解してもらう努力をしています。
「北海道物産展」をこんなに真面目に考えて行脚している業者は稀のような気がします。



 いずれにしても、良い友を持つことは大事です。
私は、よい朋友に恵まれ幸せです。


 
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変革
 尾張の現場の引き継ぎを終え、また江戸地へ戻りました。
尾張での五日間、沢山のリピーターさんがお見えになってくれました。
私の方がお世話になっているのに、クリスマスプレゼントまで頂き、恐縮しています。
ありがとうございました。


 俗に、名古屋栄地区の3Mと言われる百貨店は、松坂屋・三越・丸栄です。
一昔前、同じ時期にそれぞれが「北海道物産展」を開催してましたが、今回お世話になった丸栄さんは
時期をずらし、お歳暮商戦で会場の半分は使用できませんが、12月に開催しています。
この変革が功を奏し、とても賑やかな物産展になりました。
勇気と決断に拍手です。
私がこの商売を始めた年に、我が家を訪れてくれた内地の百貨店さんが「丸栄」です。
内地出店の先鞭をつけてくれた百貨店さんの為、大事にさせていただいております。



 何も変えずにやっていくことも大事ですが、変えることも大事です。
守る勇気より、変える勇気の方が時には困難なことがあります。
未熟な当社ですが、陳列方法や詰め合わせなどや、ポップやパッケージの見直しなどの変革は
大事です。
今年の物産展の最後の方になってから、色々試行を重ねました。
十分とは言えないまでも、効果が覿面に表れてきています。



 正月休みにじっくり時間をかけて頭の中を再構築し、変革できるようにして11年目を迎えたいと
考えています。
 
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代役
 尾張名古屋に着き、搬入作業を終えました。
江戸地では、府中と恵比寿が今日初日ですが、代役にお願いしての尾張入りです。
身体は一つしかありませんので仕方ないことだと思ってはいますが、申し訳ない気持ちは
心にあります。
日程がかち合わないことを祈ってはいますが、なかなか上手くいきません。



 尾張に来て感じることは、やはり暖かいということです。
そして、まだ銀杏の木が枯れてなく、とても美しく色づいています。
銀杏並木がとても綺麗な通りが、ここ尾張にあります。
残念ながら眺めることはできませんでしたが、多分相当美しいと想像しています。
木々の太さに歴史を感じます。



 14日まで尾張で仕事をし、15日からは江戸地恵比寿での仕事に変わります。
私の代役にも、とても忙しい思いをさせています。
百貨店にも申し訳ありませんが、代役にも同じ気持ちがあります。
出来ればどの現場も最初から最後までいて仕事をするのが理想です。
年々敵わなくなってきている状態です。
出来るだけ顔を出して、少しの時間でも現場に立つ努力はしていますが・・・・。



 「出藍の誉れ」という言葉があります。
弟子が師匠の学識や技量を超えることを意味します。
私の代役さん達はすでにその域に達しています。
それを許してくれる環境作りが、私の仕事かも分かりません。



 
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東奔西走
 束の間の帰宅でしたが、山積する仕事をなんとか片付け、これから所用で札幌に向かいます。
明日は千歳空港から江戸地へ向かい、翌日尾張名古屋に向かいます。
東奔西走を地でいっている自分がいます。



 相も変わらず問題がある食品事業部です。
製造と販売するには、もっと人間が必要なのかも分かりません。
分かっている自分に情けなさを感じますが、鞭を打って仕事をしなければと言い聞かせ、
無い知恵を絞る毎日です。
正月休みに真剣に考えます。


 東方西走の毎日ももう少しです。
風邪などひかないように気を付け、職務を遂行してまいります。
 
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文学
 たった一日で真っ白になった北斗市です。
毎年のことながら、自然には驚きます。
催事に出ると車の運転はほとんどすることがありません。
まして冬道は滑るので、暫くぶりの運転はとても疲れます。



 ある百貨店のS統括さんから、芥川賞を受賞した「火花」を頂きました。
今年のベストセラーらしく、230万部も売れているそうです。
また、舞台が吉祥寺近辺で、私の知っている居酒屋さんの名前も登場してます。
時代小説ばかり読んでいる自分に、たまには違うジャンルの本も読んでとの配慮だと思います。
昨日読み終わりました。
芸人仲間の先輩との交流を描いた本でした。
何の世界でもそうですが、生きてゆくまた、生き延びてゆくには相当のエネルギーが必要です。
「お笑い」という主題を内部から照射した表現、お笑い芸人の日常の生活模様が描かれた作品と思います。
時代小説に慣れきった私には、ある意味新鮮でした。



 言語を表現の媒介とする芸術が文学かも分かりませんが、日常生活で使われない言語が沢山登場します。
読んでて何となくは理解できますが、いちいち辞書を引かなければならない表現も沢山登場します。
読み方やその言語を漢字で書くことは浅学な私には難しいことです。
凡人が分かりやすく表現してしまえば、芥川賞なんか受賞できないのでしょうか?
表現の媒体に難しい漢字や、難しい言葉を使って文学が成り立つなら、凡人用に「読み方・意味」の
附則をつけてくれた方が有難いと思います。



 この年齢になると、本から受ける影響(記憶)はだんだん乏しくはなります。
もっともっと、若いうちから本と親しんでいたならまた、違う生き方や考え方が自分に
育っていたのかも分かりません。
反省するのは遅すぎますが、色々なジャンルの本が存在しますので、自分に合った
本探しを続けて、本という文学と仲良くなりたいと思います。




 
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山積
 三週間お邪魔し、刺身三昧の豊後大分を後にして、昨日北海道に戻りました。
幸い降雪が無く、寒いのは当たり前ですが12月の北海道とは思えない様相を呈していました。
孫が飛行場まで迎えに来てくれ、成長に目を細め、これからも健やかに育って欲しいとの願いが
胸の中を駆け巡りました。



 ゆっくり寝ていたいのですが、流石に「師走」、やることと、やらなきゃいけないことが山積して早朝よりの
デイスクワークが強いられます。
付随して、来年の催事の日程調整の難しさに頭を捻り、製造の指示や新製品の打ち合わせなど、まさに「山積」
する仕事や問題に直面している状況です。
皮肉なことに、催事に出ていた方が「暇」かも分かりません。
しかし、代表者としての責任は重く、一つずつ処理を急がなければなりません。



 いよいよ、27年の催事も来月の四か所でお終いです。
今年は、12月31日まで働きます。
出足は心配しましたが、ほぼ目途が立ち、昨年を上回る成績で終了できそうです。
しかし、課題が山積した一年でもありました。
相も変わらず、経営者として無能ぶりを呈しています。



 処理すべき仕事も、問題も山積はしていますが、潮風が冷たいながらも迎えてくれ、鴎が飛ぶ空を
眺めれば、故郷に戻ったんだなと実感します。

 
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