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実績
 澄み切った青空が広がる蝦夷地北斗市です。
これから梅雨を迎えた本州に旅立つのはとても憂鬱ではありますが、仕事ですのでそんなことも言ってられません。


 当社決算は6月です。
これからの実績で沢山のことが変化します。
昨年の秋と違い、今年の春の催事はあまりいい話は聞こえてきませんし、実感しているところです。
北海道物産展の開催のし過ぎもさることながら、金太郎飴的催事にお客様が辟易しているのも一因かも分かりません。
変化させるには相当の勇気と決断が必要です。
実績を重んじる企業の傾向として、もし、失敗したらが常に付きまとうと考えます。
しかし、何かを変えなければ何にも生まれないのも事実です。
英知の結集が必要です。


 これからの催事次第ではありますが、当社なんとか昨年実績をクリア出来そうな按配です。
毎年毎年、天井知らずで実績が上昇することは当社にとってあり得ませんが、昨年実績と同じくらいであれば上出来と思っています。
工場の生産能力は、身の丈をはるかに超えています。
これから更にその生産量を増加させることは、今の段階で敵いませんし、する気もありません。
沢山の誘惑がありますが、私の身の丈を超えることはありません。




 私の身の丈は?
それを考えた時、三つのことが考えられます。
1:浅学菲才であること2:年齢的なこと3:自分でしなければ納得できないことです。
目の届く範囲での生産が起業した時の理念の一つでした。
今は、女房がしっかり意志をついでくれ生産していますが、限界なようです。
「過ぎたるは及ばざるごとし」の例えが沢山のことを示唆してくれます。
実績を考えれば無理をしなければならない状況ではありますが、年齢的に許されない状態はどうしようもありません。



 そんなことを考えながら、孫を見送り、これから豊後国へ向け出立です。
何とか昨年実績をクリアできるように、老体に鞭を打って頑張ってきます。




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刹那
 あっという間の北海道帰宅でした。
明日には、豊後の国へ出立です。
いま、蝦夷地はとても気候が良く、新緑が眩しく、群青色の海から流れる風はとても爽やかです。
スズランが可憐に咲き乱れ、芳香を振りまいています。



 時には、一時的に享楽にふける刹那的な生き方もしてみたい願望は、全くないわけではありませんが、私には無理なようです。
また、ただ後先を考えず、いまを生きれば良いという刹那主義も当てはまりません。
貧乏性は治ることなさそうです。



 早いもので、あと一か月もすれば、一年の半分を経過したことになります。
その間、在宅日数を数えてみれば約48日間です。今年は多い方です。
この調子でいけば、平成27年は75日位しか居れない模様です。
毎年のことながら、約20%が家で80%が催事です。
こんな生活を続けていたらと、考えては見ても何にも改善できない自分です。
自業自得とは思いますが、仕事を続けれる源泉は、家族のためであり、楽しいからです。
また、自分が開発した商品の需要が年々増加しているのも一因です。



 何事も健康が一番です。
今日、刹那的な時間を割いて主治医の所へ検診に行ってきました。
概ね良好とのことではありますが、無理は禁物ですと言われてきました。
健康に留意することが一番大切なことです!!
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厚情
 束の間の北海道帰宅です。
20日に帰宅し、26日には豊後へ出立し、肥前ー武蔵ー武蔵野と移動し、7月2日に帰宅します。
半月ほど催事から離れますが、7月16日から8月11日まで、また催事人生です。



 昨日、義母の49日法要が行われ、納骨を済ませました。
催事の関係で、葬儀に参列できずとても空しい思いをしましたが、法要で義母にお詫びと最後の別れをし、何となく安堵した自分がおります。
葬儀記録を開いてみれば、改めて沢山の方々のご厚情に胸が熱くなります。
「人は情けの下で立つ」を実感しました。
世の中、人情はとても大切であり、人を思いやる心が必要です。人間に情けがなくなれば、ただの動物にしかすぎません。
人と人とのつながりに、情けは必要不可欠です。



 催事仲間から、北海道帰ったらゆっくり休めるねとよく言われますが、とんでもない誤解で、仕事は山のようにあります。
金物事業部:LPガス事業部の色々な問題を整理し、食品事業部の秋から初冬にかけての整理、新商品の開発など、むしろ催事をやっている方が楽かも分かりません。
しかし、やはりどんなに仕事が山積していても自分の家で過ごせる幸せは何もにも代えがたいことです。




 法要が済み、明日はプロパン会の総会です。
沢山の皆様のご厚情に衷心より感謝し、孫の成長を確認できた、束の間の帰宅を楽しんでいます。
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波及
 筑前の現場も、残すところ一日となりました。
概ね天候に恵まれましたが、お客様の財布のひもは固く、全体的に芳しくないように見受けられます。
ピントがぼけている現政権の、アベノミクス効果は全く感じられません。
もう少し、底辺のことを考えて政権を執行していただきたいと思います。
金持ちは所詮、庶民のことはよく分からないのが現実です。



 「悪化は良貨を駆逐する」という諺があります。
催事において、名目上の価値が等しいが、実質上の価値が違う現象が多く見受けられるようになってきました。
所謂、おまけ商売が相当します。
三つ買ったら、五つ買ったらこれをおまけしますが、私から言わせたらそれに相当するような気がします。
売り上げを上げることは、商売をやっている以上当然の行為ですが、こと、やっている場所のことを考えると?マークがつきます。
しかし、その行為がだんだん波及して、沢山の催事業者がその行為を行ったらと考えた時、果たして百貨店の催事としてどうなのかという疑問符が付きます。



 百貨店は、お客様が現時点で安心安全、そしてそれに相当した商品を売っている所と認識します。
対応から、設備から、すべての面でお客様に満足していただける努力をしています。
何を求めてお客様が百貨店に足を運ぶのかを真剣に考えなければなりません。
それぞれのプロパーのお店と催事は異なりますが、一旦百貨店に入ったらやることと気持ちは同じくしなければなりませんし、そうあるべきです。
ただ、有難いことにお客様はある程度差別化して我々催事業者を見ていてくれますが、それに対する甘えは禁物です。
基本的には、百貨店におまけ商売はあり得ません。
勿論、解体セールとかバーゲンは存在しますが、同一商品に対し、同一のものをお付けすることはないと思っています。



 基本的に、いいことはなかなか波及しませんが、悪いことは波及する速度がとても速いような気がします。
影響が波の様に広がることを懸念しています。
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豚骨
 筑前の国も三日目が終わりました。
流石に、九週目の休みなしの催事は疲労困憊です。
二時過ぎに倦怠感が襲ってきます。
栄養ドリンクでしのぎ、何とか乗り切っています。
あと、五週ありますので、十分な睡眠をとるよう心がけます。



 ここ筑前の国の夜の街の行燈は「とんこつラーメン」「水炊き」「もつ鍋」「焼き鳥」が目立ちます。
安芸の国は「お好み焼き」陸前は「牛タン」豊後は「とりてん」肥前は「ハンバーガー」と地方によってそれぞれです。
豚骨とは豚の骨のことであり、主にスープの材料として使用されます。
骨の部位によってそれぞれに違いがあるようですが、特に膝の関節の部分が旨みが強いとされ、骨の形状が人間の拳に似ていることから「げんこつ」とも称されています。
独特の臭みはあるものの、確かに美味しいと思います。
しかし、道南育ちの私は済んだスープの鳥だしの方が口に合います。
また、独特の細麺も合いません。
卵麺でストレート麺より縮れ麺が好みです。




 スープ作りで濁らかしていいのはラーメンだけという話を聞いたことがあります。
ここ筑前で、澄んだ豚骨スープを見たことがありません。
全てが白濁しています。
「豚」というのは、肉でも骨でもとても味を主張すると思います。
しゅうまいを作っていても思います。
当社のしゅうまいは、トッピングしている材料を煮込み、豚肉と調和させますが、相当の量を混入しなければその味が引き立ちません。
とんこつラーメンも同様なような気がします。
「塩」「醤油」「味噌」どれを食べてもそれぞれの味を確認するのに苦労するような気がします。
私だけが味覚音痴なのかも分かりませんが・・・・・。




 いずれにしても、ご当地グルメとして君臨し続けることは、とても立派なことだと思います。
先人の努力を引き継ぎ、磨きをかけ今に伝える!
やはり、北海道は本州から見たら歴史のなさが象徴するように、遅れている様な気がします。
北海道人は、歴史を顧みることを重視するべきであり、「継続は力」を再認識するべきです。
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淡々
 初夏の好天が続く江戸地でしたが、今日は若干風が強く空模様もどちらかというと芳しくありませんでした。
しかし、雨のは見舞われず淡々と過ぎた一日のような気がしています。



 毎年この時期お世話になる現場ですが、大変上品な方が多く、芸能人も見受けします。
その内の一人の方にしゅうまいをお買い上げいただきました。
また、リピーターの多い現場でもあります。
8年ほど前にお邪魔をした時は、当社も催事慣れしておらず、厳しい現場の記憶がありますが、昨年今年とお邪魔させてただき、正に当社のしゅうまいを売らせていただく場所との認識を強めました。




 今までの催事経験から、当社の製品をお買い上げいただくお客様は、前にブログにも記しましたがとても上品なお客様が多い傾向があります。
ただ、着飾っているとか、ぶっているとかではなく、なんとなく自分の感性でそう判断しています。
殆どの方が試食を召し上がりません。
好むものを淡々とお買い物する姿が感じ取れます。




 お買い場での当社の成績も、派手ではなくかと言って地味でもなく、「淡々」という言葉が当てはまる毎日です。
終わってみれば身の丈の売り上げを記録している不思議な現場です。
日本橋にあるお店でも、同じような現象がありますが、ここの方がより「淡々」が当てはまります。
とても、精神的にも楽な現場です。



 「あっさり」が淡々の持つ意味の象徴です。
私の神経も「あっさり」が強ければ、メンタルクリニックのお世話にならなくともいいのですが、なかなかどうしてです。
「淡々」と生きる人生は憧れです。
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休日
 暖かい江戸地です。
ゴールデンウィークも始まり、世の中は休日色に染まっていますが、我々催事業者は休日が忙しくなければ仕事になりません。



 まともな休日をなかなか取れない職業が「商売」です。
もともと、商売は人が遊んでいる時に一生懸命にやらなければならない宿命を背負っている様な気がしますが、人が一生懸命働いている時も同じく働かなければいけません。
結局、商売にはまともな休日はありません。




 催事の場合、概ね三か月前には日程が分かります。
何故隙間のないほど仕事を取るのか。
三つの要因が挙げられます。
一つは、仕事が欲しい(仕事だから)から、二つ目は、今までお世話になっていたから、三つ目は待っているお客様がいてくれるからです。
芸能人同様、呼べなければ出店できませんが、雰囲気でなんとなく分かるものです。
大体決まったお店に、同じ時期に同じようにお邪魔することになります。
有難いことです。





 大人の休日を楽しめるには、どのようにしたらいいのか?
当面の課題です。

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