無料ブログ作成サービス JUGEM
懐古
 いよいよ荒れてきました。
風が強くなり、寒さも厳しくなってきました。
今晩が峠みたいです。
明日の朝はどうなっていることやらです。


 明日は、鹿部町で渡島商工会青年部連合会のOB会が開催されます。
毎年、友人が経営する温泉旅館で開催されます。
若い時に共に苦労をし、事業を成し遂げた仲間たちの友情は、何年経っても尊いものです。
商工会組織は全国に存在します。
北海道の場合、まず、単会で部長に選出されれば渡島支部青年部部長会へ、そこで支部青年部長に選出されれば、北海道商工会青年部連合会へ出向きます。
連合会で会長に選出されれば、全国商工会連合会へ出向きます。
私たちの時と若干の変化があるとは思いますが、現在も基本的には一緒と思います。
商工会組織に限らず、農協や漁協も同じような形態ではないかと思います。




 先週は札幌で北海道商工会青年部連合会のOB会がありました。
この会は、有志のみの集まりですが、女房帯同です。
有志の仲間の一人が、北海道商工会連合会長です。
彼が選出されたときは、自分のことのように嬉しかった記憶があります。
私だけが現在商工会活動に携わっていませんが、彼らは単会の会長や理事として頑張っています。
一年のうち八割は出張のため、商工会活動はできません。
しかし、広報マンとして北斗市を全国に発信しています。




 昔のことを振り返る機会が増えたということは、年をとったことです。
本当に、昔のことはよく覚えています。
頭が柔らかいうちになんでも吸収しておけばよかったと、今更ながら思いますが、手遅れです。






 



| | 日記 | - | - |
鮮度
 春になったのかと間違えるくらい陽気のいい北斗市ですが、明日は二つの低気圧の影響で冬に逆戻りする様相です。
一日で景色が変わる北海道は、まだまだ春の到来は程遠いのかも分かりません。



 春の催事の用意を皆で力を合わせて頑張っています。
当社の場合、製品を長い期間寝せておくようなことはありません。
一日の生産量が決まっています。
どんなに頑張っても大量生産はできませんし、する気にもなりません。
身の丈の生産量です。
故に、鮮度には自信があります。
また、各催事場に余ったからといって転送することはありません。
必ず、工場に送り返します。
製品も旅をしますので、途中でどんな扱いをされているか分からない状況のものをお客様に渡すことができないのが大きな理由です。




 新鮮さの度合いを「鮮度」といいます。
魚でも野菜でも、鮮度の良いものは食べて違いを感じます。
冷凍食品も同じと考えます。
因みに、家庭用冷凍庫は「冷凍庫」ではなく「冷凍保存庫」と言うことを聞いたことがあります。
確かに、我々の冷凍温度と家庭用の冷凍温度では大きな違いがあります。
過信は禁物ですので、お客様にお渡しするときには「三か月は大丈夫ですが、なるべく早くお召し上がりください」という言葉を付け加えることを忘れないようにしています。




 落ちる一歩手前が美味しいということを耳にしますが、そこまで分かる舌を有していません。

| | 日記 | - | - |
駅弁
 本当に春の訪れを感じ取れる日々が続く北斗市です。
そろそろ、烏が嘴に木の枝を銜えて飛ぶ姿が確認される季節が訪れます。
春の到来が早く感じられる羊年です。



 先日、商用と旧友との新年会で札幌に行ってきました。
函館から札幌までは、特急列車で三時間と少しかかります。
車中の楽しみの一つに、駅弁があります。
それぞれの地域で工夫を凝らした地元の素材を使った駅弁が存在しますが、その駅弁の車内販売が廃止されるとの情報を得、寂しい思いになりました。
コンビニ等の普及や、ペットボトルなどの普及などで車内販売の採算が悪化しているせいかも分かりません。
消えゆく名物駅弁となるのは、私だけでなく納品業者も落胆せずにはいられません。
特に、北海道の列車は乗車時間が長く、列車の遅れも日常茶飯事です。
車内での楽しみが一つずつ減っていきます。



 比較的大きな駅では駅弁購入は乗車前に購入すればいいことですが、小さな駅には販売施設はなく、車内での購入が楽しみだったはずです。
何か近年、すべてが採算という現実に、文化が衰退していく光景はとても寂しいものがあります。
停車駅での「弁当〜弁当」という声が聞こえなくなってから幾久しく、今度は社内での販売も廃止という現実は、今の世の中を象徴しているように感じます。
公共の乗り物は採算よりも、お客様の利便性を優先させるべきと思います。
廃線ばかりの北海道からまた、採算という言葉でお客の楽しみを奪う公共乗り物を運営する会社に対し猛省を促したい気持ちで一杯です




 便利さは歓迎しますが、文化が衰退していく光景は寂しく感じるのは私だけでしょうか?
| | 日記 | - | - |
切替
 札幌も中心部は雪が少なく、春近しを感じ取れました。
来月の彼岸さえ乗り越えれば、本当の春は間近です。



 浦和の友人たちも帰り、札幌での旧友との家族新年会もすみ、来週から頭は元より体も切り替えて望みたいと思っています。
所謂、お仕事モードに切り替えです。
山積する諸問題の整理を行い、新商品に道筋をつけ、初夏の物産と秋の物産の用意をしなければなりません。
今年の春から初夏にかけては、北海道に帰ってこれる日程が昨年より多いです。
切替が沢山発生します。




 私の場合、催事がどんなに続いても、一週間で場所が変われば気持も切り替わり苦になりません。
長い催事にはまだまだ多少抵抗ありますが、「慣れ」に切り替わり、これまた何とかなります。
切替は人間生きていくうえでとても重要なファクターを有しています。
特に、頭の切り替えは重要です。



 来週からは、自転車操業の零細企業ゆえ、ギヤの切り替えを行いながら一生懸命踏んでいきます。

| | 日記 | - | - |
残酷
 11日に北海道に戻って、何かとバタバタし、久々の更新です。
昨日一昨日と、友人が浦和より遊びに来ていて楽しいひと時を過ごすことができました。
私の手料理も久々でしたが、喜んでもらえて安堵しています。



 人間生きていくには何の世界でも厳しいのは当たり前のことです。
努力したからと言って、必ず結果がついてくるとは限りません。
今、プロ野球の選手たちはキャンプで一年間戦っていくのに必要なことを一生懸命やっていますが、優勝して日本一になる球団はひとつしかありません。
鍛えて鍛えて「負け」という残酷な結果を受ける球団の方が圧倒的に多いのが現実です。



 食品の世界も、毎年、いや毎月沢山の新しい商品が出回ります。
それらは、試作に試作を重ね、パッケージ等も熟慮してデビューしますが、すべてが思惑通りにいかないのが現実です。
そこには沢山の売れる売れないの要素が隠されてはいますが、残酷な結果になることが多いような気がします。
しかし、始めるときは残酷な結果が出ないように英知を絞り、商品開発に没頭しているはずです。。
また、大事な大事な要素の価格設定は、お客様に残酷であってはならないことです。
儲ける努力より、美味しいものを作る努力が大事です。
儲けるという字を、切り離し縦にすると信者という字になります。
信者が沢山増えれば、必然的に儲けはついてきます。



 残酷な結果を残さないために、個人的に一番必要なものは「体力」(資金)のような気がします。。
大企業と違い、中小零細企業はその「体力」に優れた者が少ないのが現実です。
明日から二日間、残酷な結果を残さないために商用で札幌に出向きます。




| | 日記 | - | - |
新作
 寒かったり、雨が降ったり忙しい様相を呈している江戸地です。
雨は、催事において重要な要素を含んでいます。
雨が降っても、槍が降ってもという訳にはいかないのが現実です。
しかし、流石大都会です。
基本的に日曜日は引けが早いのが通常ですが、今日はなかなかお客様が粘ってくれました。有難いことです。



 新作の「ユリ根しゅうまい」を販売させていただいております。
試食もだし、ユリ根の甘さやホクホク感を説明しながらの販売です。
基本的に、芋みたいな物はお肉によく合います。
ハンバーグなどの付け合せなどを見ればよく分かります。
逆に、どちらかというと海の幸はなかなかお肉と融合してくれないと考えていますが、これがどうして運の幸とのコラボの方が、山の幸とのコラボを凌駕します。
海の幸は派手で、山の幸は地味です。
それが原因かどうかの判明は困難ですが、海の幸の方が良く流通します。




 色々な催事場所で新作を求められます。
しかし、沢山の催事業者さんの中でこれだけの種類を出しているしゅうまい屋は見当たらないと思います。
それなのに、新作を求められます。
合う合わないを加味すれば、限度は見えますが、それでも新作を求められます。
しゅうまいはお肉を食するものと考えていますので、あくまでもお肉と融合する食材が求められます。
これを無視したらなんでもできます。


 新作は合う合わないを考えに入れなければ簡単なことです。
そして、売れる売れないは全く別次元です。
どんなにいいものを作っても、売れなければ二束三文です。
そこに新作の難しさがあります。
美味しいものを作る努力は怠りませんが、新作は難しいものがあります。
でも、挑戦を諦めたら大手に屈します。



 幕末の「高杉晋作」ではないですが「新作」は高杉同様上手くいかないものです。



| | 日記 | - | - |
搬入
 明後日が雪の予報が出ている江戸地ですが、今日は爽やかな晴天に恵まれました。
なんとなく、春の日差しを感じ取れるような気がしました。
北海道と違って、街路の桜の木も膨らみを感じ取れ、あと二か月もしないうちに桜前線が北上し、鮮やかな花を咲かせることでしょう。




 明日からの催事の搬入作業を終えました。
常温品と冷凍品が送られてきて、それを並べたり、片づけたり、運んだりと、所謂明日からの店づくりをします。
送られてきた物の数の確認、お店の什器の確認をし、冷凍品は陳列や冷凍庫の中に運び込み、常温品は店づくりや整理を行います。
蒸したしゅうまいを入れるパック類の片付けや、試食品のカット作業など沢山の仕事があります。
しかし、慣れたもので3〜4時間もあれば出来上がります。




 私の最もゆっくりできる時間は、搬入と搬出の時です。
地方などへ行くと、その時に名物を食すことが多いです。
搬入は概ね13時位から始められるため、17時にはほとんどが終わっていますし、搬出は、閉場時間が遅い所で18時ですので19時位には自由になれます。

通常は、朝7時〜7時半には催事場に入ります。
蒸したしゅうまいの粗熱を取るのに時間を要するため、早めに入らなければなりません。
また、都会の百貨店は閉店が20時が普通ですので、全部のお客様をお見送りしてからだと、早くても20時半位でなければ百貨店を出れません。
それから外食してホテルに戻ると、22時を過ぎてしまいます。
風呂入って、布団に入るのは23時を過ぎます。
毎日続けると年齢が年齢だけにとても疲れます。
故に、なるべくホテルに直帰するように心がけていますが・・・・・。



 ただ、地方は概ね19時閉店のため、比較的楽です。
外食して帰っても、21時前にはホテルに戻れますので殆ど外食になってしまいます。
身体のためには、都会であれ地方であれ真っ直ぐホテルに帰るのが一番いいこととは思いますが、なかなかどうしてです。




 搬入日より、搬出を終わってする外食はとても気持ち良く爽やかなものです。
良ければよいと酒になり、悪きゃ悪いと酒になり、友と出会い酒になります。
今日も搬入終了後、外食をしてまたまたお酒があたしの体に「搬入」されました。
| | 日記 | - | - |
躍動
 天気はいいが、体感温度が低い江戸地です。
まだ、雪が無いだけでも楽ちんと思います。
昨年、明後日から始まる催事中に大雪が降りました。
今年も、明後日は雪の予報です。
昨年みたいな大雪にならないことを祈っています。



 二月に入り、プロ野球選手同様「春の北海道物産展」が本格的に各地で躍動し始めます。
野球は、キャンプ二日目なのに様々な球団の選手が躍動感溢れる動きをテレビで見ることができます。
催事に携わる業者さん達も気合いが入っているとことと思っています。



 今日、千葉の親友のところへ行ってきました。
昨年、脳梗塞で倒れ、たいへん心配していましたが、今日会って順調な回復ぶりに安心しました。
一日も早く、彼が躍動感あふれる動きをしてくれることを期待しています。



 今回の催事終了後の翌日、お世話になった「旭化成商品開発研究所」時代の上司が、私のために有志を集めてくれOB会を開催してくれることになり、とても感激しており、また、楽しみにしております。
私の現在の社会人としての礎を築いてくれた、私にとっては尊い方々です。
10数年前にも集まりましたが、本当に久しぶりです。




 私は、今回の催事が終われば、3月初旬まで北海道で仕事をします。
3月から7月まで、お蔭様で隙間なく日程が入っていますので、長い間家を空けることになりそうです。
躍動する若い肉体は持ち合わせていませんが、躍動感に溢れる仕事で頑張っていきたいと考えています。
| | 日記 | - | - |
意気
 江戸地に参りました。
催事準備は明後日で、立ち上げは次の日です。
北海道へ帰るまでの時間も無く、止む無くの処置です。



 先日、百貨店のバレンタインの担当者と親しく話す機会がありました。
バレンタインに賭ける情熱と、意気込みが伝わり、聞いていてとても納得しました。
勿論、対前年の数字を参考に本年度の目標を立てると思いますが、天井知らずの売り上げなど今の世の中あまり考えられません。
背景が悪すぎます!
それでも、担当者の意気が伝わります。
仕事に対して非常に真摯で、かつ積極的な姿に感動さえ覚えます。



 意気とは、物事を成し遂げようとする積極的な気概や気持ち、意気込みです。
成し遂げた時は「意気揚揚」であり、成し遂げれなかったときは「意気消沈」です。
しかし、彼らには「意気揚揚」も「意気消沈」も無いのかも分かりません。
そんな感慨に慕っている時間など存在しません。
すぐに次の季節企画が待ち受けています。




 大事なのは、仕事に対する「意気」を持ち続けることが大切なことです。
しかし、バレンタインなどばかりではなく、余韻も楽しめない仕事に対して、ある意味可哀想な感情が湧きます。
そんな中で「意気」を持ち続けるにはとても難しいことかも分かりません。






| | 日記 | - | - |