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発見
 豊後国から肥前長崎まで往復約8時間のバスの旅をしてきました。
助っ人が三日間来てくれたためにできることですが、九州も北海道同様交通アクセスが都会から見たらまだまだです。



 湯の町別府を通り、湯布院を抜け高速に入り大村:諫早:長崎です。
山間部の景色は新緑が眩しく、長崎に近づくにつれフェニックスやソテツが目に入り、北海道とは全く違う風景を醸し出しています。



 時代小説を好んで読むと、主な舞台は江戸日本橋近辺ですが、その次に多く登場するのは肥前長崎です。(あくまでも私の好きな本ですが)
商用を済ませ、少しの時間でしたが街を散策すれば、よく小説に登場する地名が目につきます。
大好きな主人公になりきったような感覚で、少ない時間を楽しみました。
なんとなく函館と小樽を併せたような街に写りましたが、活気が勝っている気配を感じ取りました。
人の多さがなんとなく違いますし、とっても賑やかでした。


 肥前長崎で開催されている北海物産展に顔を出し、思わぬ発見がありました。
予てから考え、試行していた食材が、私の懇意にさせていただいているメーカーの売り場にありました。
早速買い求め、北海道に帰ったら試行したいと考えていますが、また、家族の冷たい視線を考えてしまいます。



 消費増税後の消費者の買いは、なんとなくではありますが細い感じがします。
価格が微妙に影響して、まとめ買いが少なくなっているように感じます。
先のブログで更新した蕎麦屋さんではないですが、安くて旨い、矛盾した構図を切り開かなければ、この先不安要素が募ります。



 これから求められる発見は、美味しい、そしてお手頃価格が相当大事な要素になるような気がします。
困難ではありますが、挑戦しなければ新しい発見は生まれません。
また、家族の冷たい目との戦いです。
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蕎麦
 豊後の現場の二日目が終わりました。
相変わらずの来場者で、本当に楽しみにしていたんだなと言うのが実感できます。
それだけに、北海道物産展に携わる業者は責任が重大です。



 ことのほか麺類が大好きです。
ラーメン:うどん:蕎麦:そうめんなどが挙げられますが、パスタも麺類に入ります。
中でも、蕎麦が大好きです。
それぞれの地方に行くと、色々な蕎麦と出会います。
個人的に、札幌は更科蕎麦を美味しくいただけるお店が二軒あります。
東京は、武蔵野でお世話になる百貨店に美味しい藪蕎店があります。
西に行くほど蕎麦は段々少なくなる傾向と思いますが、ここ豊後にとても美味しい手打ち蕎麦店が存在します。




 安くて旨いお店はなかなか見つかりませんが、ここ豊後の蕎麦屋さんは因みに、冷やしたぬきが650円、かつ丼蕎麦付きが同じく650円で食せます。
地鶏蕎麦が名物らしいのですが、それも600円とても安価です。
量も半端でなく多く、とても私でも大盛りなど注文できません。
昨年もブログに記しましたが、席に座ると同時に蕎麦湯が出てきます。
流石にまだかぼすの時期ではないのでかぼすは出てきませんが、なかなかです。
安かろう不味かろうのお店ではありません!


 時々ではありますが、内のしゅうまいは高価なのかなと思います。
別に暴利をむさぼっているわけではありませんが、原料原価だけで手間賃などを考慮に入れずの価格設定です。
拘り過ぎているゆえの価格かも知れませんが、ここ豊後の蕎麦屋さんから見たらとても太刀打ちできません。
何故?あの旨さであの価格なのかが理解できません。
まだまだ勉強不足です。




 できるだけ安く、美味しく、お客様に提供したい思いはあります。
それを出来るようにするためには何が必要なのか真剣に考えなければなりません。
豊後の蕎麦屋さんに学ぶことが、これからの私の大切な使命なのかも分かりません。


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差異
 豊後での初日を終えました。
本来は木曜立ち上がりの百貨店ですが、今日は店休日の特招会のため一日早い立ち上がりです。
天気は、北海道の真夏を思わせる好天にも恵まれ、沢山の来店客で賑わいました。
これも、平素の関係者の努力の賜物と思っています。




 ここの現場は10時始まりの19時閉場です。
三月からお世話になってきている百貨店とは閉場時間に差異があります。
通常は、20時閉場が一般的です。
この一時間が私にとってどれだけ有難いかは、なかなか言葉で表すことができません。
たった一時間です。
しかし、この一時間が三月から続けてきた体の疲れを癒してくれます。
更に、温泉付きのホテルです。
言ううことありません!!
今日もゆっくり温泉に浸かり、体の芯まであたたまり疲れが飛んでゆくのを実感しました。
この二週間で、私の体は再生されます。
複数の事物の間の、同一でない部分と感じられるのがこの現場です。




 大概の現場は大同小異でありますが、しみじみ有難い現場と認識しています。
考えてみれば、一年の内の五週間、豊後の現場にお世話になっています。
もう、8年目に入ります。
九州は、この現場も含め14週間お世話になっていますので、一年の約三分の一は九州にいることになります。
江戸での現場とあまり差異がない位お世話になっています。
一年は、約52週です。
そのうち、江戸と九州が28週くらいですので、半分を若干超える位お世話になることになります。



 毎年毎年、差異なく仕事が続けて行ければ幸せですが、その辺の調整がなかなか難しいのも現実です。

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 七日間の筑前の催事が終了しました。
明日は、豊後の国へ移動です。
前にも記したように、筑前は美人の生産場所と言っても過言ではなく、本当に美人の多い所です。
沢山の催事関係者も、異口同音です。
羨ましい限りです。お蔭で楽しく仕事ができます。



 なくて七癖と言いますが、人間にはそれぞれ癖が存在します。
無意識のうちに習慣的行動がなされます。
この癖とは、自分が気づいていない行動が多く、一旦その習慣が身についてしまうとなかなか抜けない厄介なものです。
催事現場で沢山の方々と出会い、それぞれの癖と出会います。
当然、私も他から見たらいつもと同じように映ると思います。



 いい癖と、悪い癖が存在します。
分かりやすいのは、爪を噛んだり、舌打ちしたり、貧乏ゆすりしたりなどが挙げられますが、心の中の癖はなかなか見つけれません。
癖は人間一般に共通の現象ではあると思いますが、秘められた癖を見抜くにはかなりのお付き合い、年月が必要になります。



  自分自身で分かる癖。
それを見つけ、良いものと悪い者の判断が重要です。
何気ない癖が、相手を傷つけることはしばしばです。


 6年も記しているブログにも癖はあります。
しかし、なかなか脱却できずに同じような形態になってしまいます。
どこかで変えなければと思う、今日この頃です。


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魚屋
 筑前の催事も四日目が過ぎました。
地区最後の北海道展ですので、なかなか厳しい現場ですが淡々と仕事をさせていただいております。
「過ぎたるは及ばざるごとし」の諺どうり、何でも過ぎてはいい結果は望めません。



 お世話になっている百貨店の地下一階にとても素晴らしい魚屋さんがあります。全国沢山の百貨店の魚屋さんを見させていただきますが、ここは日本一と思います。
昨年も同じことをブログで記したとは思いますが、今年もその魚屋さんを見てうなります。
見せ方は元より、鮮度保持のための色々な仕掛けや魚種の豊富さは、この地域に住んでいる方々はとても幸せです。
つい、何かを求めたくなります。



 昔はそれぞれの商店街に必ず魚屋さんが存在しました。
それが時代の変遷とともにパック詰めの商品が主流を占めるようになったスーパーの鮮魚売り場が大勢を占めるようになりました。
消費者も利便性のみを求め、魚本来の姿を忘れてしまいました。
我々日本人は魚なしでは語れません。
骨がとか、生臭いとか言われますが、一匹の魚を捌いて食卓に乗せる。
ある意味魚の供養です。
そんな文化が薄れてきている日本の将来は?
もっとも、魚に限らず沢山の良い風習や慣習が、そして文化が希釈されている現状はとても悲しいことです。



 朝の味噌汁は、日本の典型的な食文化です。
出汁を取ることをしている家庭は、一体何件あるのでしょう。
簡便な化学調味料や、出し汁購入している家庭が殆どと思われます。
いい悪いは別にして、とても寂しいことと私自身は思います。
魚は出汁の原点です。



 ここ筑前は食文化の歴史がとても深いような気がしてなりません。
因みに、私の良くゆくお店の出汁は最高であり魚達も立派に供養されているように思います。
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個人タクシー
 穏やかな初夏の江戸です。
江戸での三カ所目の現場で頑張っています。
今の現場の前で風邪をひいてしまいました。
二カ所目の現場が終わり、安堵感や達成感で風呂上り、裸のままベットに横になったのが原因です。
おまけに、窓を開放しておりました。
風邪をひいてくださいと言わんばかりの状況でのことなので、だれも責められません。
全て私の不徳の致すところです。


 江戸に来てよくタクシーを利用しますが、民間会社のタクシーと個人タクシーの大きな違いは?というと、あくまでも私の私見ですが、民間会社は乗ってもらってありがとうが多く、個人タクシーは乗せてやる的態度が多いような気がします。
江戸では夜になると個人タクシーが増える傾向があるような気がしますが、立派な車ばかりで、中にはベンツなどの外車も見受けます。
三人で乗ると、一人が前に乗るのを極端に嫌います。
酔っぱらっている仲間を気遣っていると、社内で何かあっては困るあからさまに嫌な言葉を吐く運転手さんもおります。
いらっしゃい、ご利用ありがとうなどの言葉も一切なく、ただ行く先を聴くだけの態度の方々が殆どです。



 個人タクシーの運転手さん達も、民間会社での勤務があったはずです。
何かを忘れ、ただ自分のことしか考えない運転手さんが多いのに閉口します。
私は、沢山の経験から個人タクシーには絶対乗らないようにしています。
お客さんあっての運送業ということをどこかに忘れ、いい車に乗せてやるスタイルの運転手さんばかりのような気がします。
乗ってもらってありがとう!
そんな気持ちを忘れないでほしいと思います。



 前のブログの「価値観」でも記したように、本質を理解しなければなりません。
私は、当たり前のことですが、買ってもらってありがとうを優先させます。
お客様が喜び、私も喜ぶ。
深い意味がありますが、これが商いの原点と思っています。



 少なくても、ただの一回も売ってやるという感覚に陥ったことはありません。
お客様ありがとう。
これが基本です。

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