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職人
 職人とは、自ら身に着けた熟練した技術のよって、手作業等で物を作り出す職業人を言います。
一般に、左官や庭師や大工さん達を指しますが、陶芸などは陶芸職人」などと呼ばず「陶芸家」などと言われます。


 私は催事に出るようになってから、催事仲間に、あなたは商売人でなく職人だねと言われたことがあります。
しかし、親方について技術を学んだわけでもなく、料理屋に入って修行したわけでもないので「職人」とは思ってはいませんし、本当に修業して一人前の職人になっている方々に失礼です。
むしろ、全くのシロートです。



 職人とは、よく巷で言われる「むすっとして、頑固で、融通がきかなく、難しい人」と形容されることがありますが、私は違うと考えます。
あくまでもその道を極め、努力している方々と考えます。
「気質」の問題、「極める」向上心と考えています。



 職人ではない私ですが、見習うところは沢山あります。
気質:極めを更に充実させようと思ってはいますが、商売人としてもっと自覚してとの揶揄も入ります。
「食」の世界で生きてゆくことは本当に大変です!

PS
 芸能界に「芸人」が少なくなってきているような気がします。
低俗で心を打たない方々がテレビ界を賑わしています。
軽々しく「私は芸人」などと語って欲しくありません。
本当の「芸人」に失礼です。
昔は沢山の本当の「芸人」がいたと思うのは私だけでしょうか?

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堪能
 台風一過の肥前国は、蒸し暑くようやくこの時期の肥前らしい気候のようです。
夜も蒸し暑いのが住み慣れた北海道とは違和感がありますが、嫌いではありません。。


 お世話になっている百貨店は、変則閉店で日曜日から水曜日までが7:00、木曜日から土曜日までが7:30閉店です。
7:00に外へ出るとまだまだ明るく、お酒を飲むには気が引けます。
今回の催事は、娘婿と一緒です。

 毎日のように娘婿と「焼き鳥屋」さんに通っていますが、名古屋に引けをとらない美味しくて安いお店があり、鳥料理を堪能しています。
鳥刺しが絶品で、卵焼きも同様です。そして、有難い事に野菜:お酒が豊富です。
夜になるべく炭水化物を取らないようにしてから約一ヶ月が過ぎます。
名物「卵かけご飯」「鳥そぼろご飯」を食べたい欲望をすて、じっと我慢の子です。
二人して、今日の反省やら明日の方策などを話し合いながら、九時前にはホテルに戻ります。


 炭水化物を避けるようになってからもあまり体重変化がありません?!
肥満予防のサプリも、もう何ヶ月も服用していますが・・・・。
どうも私の細胞は何でも食する物を堪能して、体重維持に全力を出しているような気がします。
「堪能」は十分に満足することを指しますが、同じ漢字で読み方が「かんのう」になるとよく耐え忍ぶ能力になってしまいます。
因みに一般には「たんのう」と読む傾向が強いと思います。
私が「堪能(たんのう)」して、細胞が「堪能(かんのう)」してくれれば、と思いますが中々です。


 全国を催事で回っての一番の楽しみは、それぞれの地の名物や美味しい物をいただき、その素材:味に堪能することです。
春;秋の北海道物産展の最後はこの6年、肥前の国です。
この地も、何処の地にも負けないくらいの美味しい物があります。
「バーガー」「トルコライス」「五島列島の鯖:鯵」などが代表格です。



 今日も沢山の「しゅうまい」「帆立カレー」をご購入いただきました。
それぞれの家庭で当社の製品を美味しく堪能していてくれればこの上ない幸せです。
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馴染
 毎日毎日、よく雨が降ります。
北海道の雨と違い、優しくない雨です。
所謂、土砂降りの繰り返しです。
そんな中、お客様は催事へ足を運んでくれます。
本当に有難い事です。


 強い雨の中、温泉にいってきました。
露天風呂が心配されましたが、幸いその時は雨が止んでいてゆっくり露天風呂に浸かり、とても良い気分でした。
温泉に入ると、寝る時の体具合が違うような気がします。
疲労回復には入浴が効果的です。


 6年もお邪魔していると、沢山のお馴染みさんができる幸せに恵まれます。
果物を運んでくれたり、サンドウイッチを作って来てくれたり、自慢の佃煮までも運んでくれます。
また、自家製のかまぼこや、漬物、そして、県産のお土産までもいただく機会にも恵まれます。
とてもあり難く、感謝に耐えません。



 商いをさせていただいているのに、その人を気遣ってくれ、尚且つ物品まで頂くことは本質的にはありえないことと思いますが、本業のガス屋の仕事で汗をかいている時等も、新しいタオルを差し出してくれたり、冷たい飲み物を頂いただいた経験が数多くあります。
気の毒で申し訳ない気持ちが沸きますが、好意に甘えていた自分を思い出します。
本質的に、100円購入していただくお客様も、1万円買っていただくお客様も同じお客様です。
商売として、差別をしてはいけないのは理解をしているつもりですが、商人とて人間です。
どこかでの差別とは言わないまでも思い入れが違ってくるのは私だけではないと思います。
今日も、「デコポン」を沢山頂きました。
ビタミン補給して、との心遣いに感謝以外の気持ちを思い起こすことが出来ませんでした。
涙が出るほど嬉しいです。


 ここ、肥前の国だけに限りません。
沢山のお客様に、そしてお馴染みさんに変わらぬ「しゅうまい」を作り続けることが恩返しと思い、更なる切磋琢磨をしてゆきたいと思います。
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群青色
 肥前に国の百貨店にお世話になっております。
休憩所が屋上です。
相変わらず、海の色が紫がかった深い青色、所謂群青色を呈しています。
そして、やはり相変わらず軍艦らしき物が港に幾艘も停泊しています。


 私は、この景色が大好きです。
やはり、海育ちのせいか海を見ると何となく安心する心を察知できます。
「海は広いな大きいな」です。


 今日は私の肥前の国の初日です。
13日から始まっていましたが、私は今日からです。
当社の研修生の後を引き継ぎましたので。気合入りいい汗を流させていただきました。
相変わらず暑い現場ですが、楽しく一日を終えることが出来ました。



 考えてみると、小学生時代から群青色を好んで使っていた記憶がよみがえります。
もしかすると、私の好きな色の一つかも知れません。
どちらかと言えば、絵は得ての方ではありませんでした。
そうして考えてみると、得てのものってなんだったのだろうか?と考えさせられます。
何となく思い起こせば、「地理」が得てで「化学」も同様な気がしますがです。
それなりに各種目頑張っててはいたつもりですが・・・・・。


 振り返れば、これが一番といううものを持ち合わせていないのが自分ということに気がつきます。
何をやっても優れたもはありませんが、何となく何でも出来るのが自分のような気がします。
こと、スポーツも勉強もです。


 催事でお世話になっている「しゅうまい」も自分と一緒のようで考えさせられる物があります。
群青色のように、人をひき付ける色に成長させる努力が肝要です。
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矜持
 二月から始まった、北海道展も自身、後10日間になりました。
琉球から始まって、肥前の国で最後です。その間、日本縦横断しました。
今日は、久し振りに本業の仕事で札幌にいます。


 この五ヶ月間、事故も無く終えそうなことを感謝しています。
今日は、私の父の祥月命日です。
武蔵国のホテルで北海道の方を向いて、手を合わせました。
父が今月、母が11月、私の誕生日が7月。全て13日です。



 自分の能力が優れているとのプライドを持ち合わせている気持ち、所謂「矜持」を誇る気持ちは無いのですが、時々、人の舌ですので考えさせられることがあります。
商売人は基本的に儲けることを念頭において仕事をします。
私は職人ではありませんが、こと「職人」は良い仕事をすることを念頭においていると思います。
完璧に私は「後者」です。
商売人でありながら、職人気質のほうが強いです。
100%を目指しますが、なかなか適わぬことです。
しかし、目標は100%です。


 この五ヶ月間色々と考えが生じる日々でした。
肥前の国が終了したら、真剣に整理し、考えを纏めて秋に備えたいと思っています。


 大切なのは、自分の商品を愛し、より旨くする努力です。
矜持を傷つけられる商品の製造はあってはなりません。
いつの日か、その日の来るのを目標に切磋琢磨してゆきます。
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慣れ
 新宿もあと二日です。
この催事は、私が勝手に催事はこうあるべきと思い描いていた催しです。
しかし、ネーミングか何か分かりませんが、ここが新宿?と思うようなお客様の入りです。



 地元で採れたものを、地元で加工し、地元の人が売る。
一番安全な催しと思いますが、反応がいまいちです。
三回目らしいですが、前から出展なされている方々のお話を総合すると、あまり進歩していない様相です。



 普通の催事屋さんも入ったのと何処が相違なのか?
私は、商品に対する愛着と思い入れが全く違うと思います。
上手に売ることは出来ないかもしれませんが、皆さんが言っていることは全て真実です!
出展業者と、百貨店さんの協力のもと、回を重ねて立派な催事に成長することを願わずにはいられません。


 ただ、催事慣れしていない分百貨店の規律を守れない沢山の業者さんも存在します。客用トイレで用を足したり、閉店の音楽が流れると、お客様がいてもすぐさま準備をし帰ってしまう有様です。
勿論、朝礼等で厳しく指導はされてはいるものの徹底されていません。
慣れすぎるのもどうかと思いますが、毎日現実を見ていると複雑です。


 服装:携帯電話の使用方法:応対:お買場での飲食など、たくさんの規律の中で運営されている百貨店です。
出展業者も、例え一週間と言えども運命共同体です。
出展要綱を熟読し、身につけ、お客様と接しなければなりません。
その辺のことを徹底しなければ、折角、本気を出して「らしい催事」に育成していこうとする百貨店に対し失礼と考えます。


 「慣れ」更に自分自身に徹底させる努力を怠ることなく、百貨店さんにお世話になっていきたいと思います。

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温泉
 豊の国の催事も、何事も無く終了し安堵しています。
今日は、朝一番から外商さんから沢山の注文を頂き、心地よいスタートを切れました。
会期中を通じて、外商さんには大変お世話になりました。
何回も更新していますが、会期を終えた充実感と言うか達成感みたいなものが疲れを癒してくれます。


 通常、二週間も続けると体に疲労を感じる物ですが、温泉のせいでが全く疲れを感じませんでした。
大都市のホテルなどでは湯に浸かることは皆無です。湯船が狭いのが大きな要因です。
よって、シャワーだけの生活が主ですが、改めて湯に浸かる効能を感じ取った二週間でした。
それにしても、ただの湯ではなく温泉は効果抜群のような気がします。


 沢山でもありませんが、温泉にお世話になっております。
一番は、道後温泉の湯の柔らかさが忘れられません。
二番は、下呂温泉のぬるぬるがたまりません。
三番は、登別温泉の硫化水素の臭いと、体の芯まで温まる泉質です。
何れにせよ、温泉は体の芯まで温まります。
入浴後の汗の引かない状況がとても好きです。
その後のビールの旨さは、筆舌に尽くしがたい物があります。


 明日から江戸へ向かいます。
また、シャワー生活が始まりますが、後半は肥前の国です。
ホテルに温泉はないものの、タクシーでワンメーターでいける有名な温泉があります。
毎日とはいかないまでも、何回か通うつもりです。


 市販されている「湯之元」をホテルの湯船に入れて、温泉効果を楽しむののも一考ですが、湯船が大きいことが必須条件です。
「箱根」やら「草津」やらの湯が楽しめるインスタントも面白いかも知れません。

 「温泉」日本人にとって、とても大切な財産です。
明日は、朝湯を浴びてから江戸へ出立します。
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浮沈
 毎日曇り気味の豊の国です。
いよいよ、二週間続いた北海道展も明日が最終日です。
温泉三昧の為かどうかは分かりませんが、体が楽で長く感じませんでした。
 

 ここ、豊の国の百貨店は、浮き沈みのない現場と記憶していますが、今年の春の二週目は珍しく暇な毎日でした。
6年目にして始めて味わいます。
様々な原因が考えれますが、一つ一つ分析して対策を講じなければいけない時期に「北海道展」そのものが来ているのかも知れません。
よく、春は秋よりも悪い、と言われますが、簡単に片付けては後になって取り戻しの出来ない事態になりかねないことを、百貨店はもとより出展業者が熟慮しなければならない時期に来ているのかも分かりません。


 
 よく、催事業者も期間中は百貨店の社員と一緒ですと言われます。
勿論、催事期間中は運命共同体です。
実演をしている、していないに関わらず食品を扱う人の身なりは重要であり、期間中の売り上げの浮沈にも影響するような気がします。
百貨店は、沢山の規制を私たちに強いりますが、実演をしていない業者に対しての服装は野放しのような気がします。
実演業者と単なる販売業者も、こと食品を扱う上では一緒です。
食品を販売するにあっては、それなりの格好が重要と考えます。
頭にバンダナやタオル巻いて販売している百貨店の人は皆無です。



 とにかく、商売とは難しい物です。
食品を扱う人の「格好」は、食品業界の浮沈に関わります。
個人的に、「職人」さんの格好を見習う必要があると考えます。

 
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寸分
 昨年の豊の国は、雨の日が4〜5日あったと記憶していますが、今年は全く雨の日がありません。
気温も適度で、とても過ごし易い毎日です。


 「寸分」とは一寸一分の長さの意らしいです。
毎朝、7時過ぎには会場に入ります。
すでに何人かの業者の方が仕事をしています。
一番乗りは誰なのかな?と思いながら自分の仕事を始めます。
毎日ほぼ同じ業者が早朝よりの仕事をしていますが、「寸分の狂いも無い」手順で仕事をしているのが感じられます。
そういう私も毎日ほぼ同じ作業手順で準備します。


 毎日の生活において人間は朝、寸分の狂いも無いといっても過言でない仕草で一日のスタートを切るような気がします。
顔を洗う、歯を磨く、髪を梳かすなど改めて考えてみると分かります。
寸分違わぬ正確さとは言い難いこともありますが、ほぼ似通っているような気がします。



 催事の売り上げの場合、前年と寸分であっては進歩が無いと思いますが、私の場合、身の丈を考えると前年と寸分であれば良しです。
しかし、百貨店は常にハードルが高いのが当たり前です。
しゅうまい催事を始めて丸6年が経過します。
そろそろ身の丈を伸ばす努力も必要ではないかと、時折その考えが右往左往します。


 スクラップアンドビルド。
そろそろ老朽化してきている身の丈の改善が急務かも知れません。
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