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 爽やかな好天に恵まれた下関です。
新緑、そして群青色の海が眩しく、蒼い風が体を吹きぬけ、つつじが七分咲きの環境はとても爽やかです。
毎日、つつじが咲き誇っている光景を目にしながら通勤して、「桜と違って長持ちだな」と思いながら現場に行っています。
本当に綺麗な花です!
皐月と、つつじの区別はある程度は知っていますが、毎日見るののは間違いなく「つつじ」です。


 今日、通勤途中に初めて「燕」を観察しました。
電線で大きな声を出して鳴いている様は、繁殖期を想像させます。
私は、「燕」が大好きな鳥の一つです。
優雅で機敏な舞は他の鳥では見ることが出来ません。
子育中の燕も、北海道でよく観察していますが、とにかく親鳥の子供に対する真摯さが見ているだけで伝わります。
勿論、雀やからすも同じですが、燕だけは私に優雅さを与えてくれる鳥です。


 現代、親が簡単に子を虐待したり、殺したりして新聞紙上を賑わしていますが、鳥に関わらず動物は子供の成育に命を掛けて一人前にする努力をしています。
自分の種族を守るための行動とは思いますが、人間見習わなければならないことが沢山あるような気がします。



 鳥から、一生懸命生きることを教えられる。
鳥だけではなく、動物の生き様から教えられることが多々ある私です。
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作風
 長州下関は、相変わらず「底味」のする料理が堪能できとても美味しく幸せです。
瀬戸内:玄界灘と魚種は豊富ですが、私は玄界灘の魚の方を好みます。
「石鯛」「太刀魚」「団扇えび」「穴子」「鯖」「鯵」「のど黒」「ふく」などの魚を堪能することが出来ます。
好きな日本酒に合う肴は、やはり魚です。



 毎日読んでいる時代小説ですが、大好きな「佐伯泰英」さんの本が新刊まちの状況ですので「鈴木英治」さんの本を読み始めました。
背景の江戸時代に変化は無いのですが、作風が違います。
沢山の佐伯小説を読んできたため、なかなか溶け込めません。
鈴木さんの小説に関わらず、沢山の時代小説家の本を探し自分の好きな作風の作家を見つけだし、読書に勤しみたいと思っています。


 初日が終わりました。
生憎午後から土砂降りの雨に見舞われ、風も相当強かった一日でしたので、会場内は初日の割にはのんびりとしていました。
我々は、限られた日数で仕事をさせていただきますので、天候は大いに影響します。
こればかりは仕方ありませんが、出来れば天候が良いことに越したことはありません。
明日の回復を願っています。


 小説家も作風があるように、催事業者にもカラーがあります。
私も、様々なものからヒントを得たり作ってみたいとは思いますが、作風が似通っています。
奇抜な考え方ができ、更にお客様に愛される作風に、そして新たなお客様の掘り起こしのためにも変化を与えなければと思いはしても、これが私の作風なんだなと思うこともあります。

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乗継
 陸前の国仙台のホテルからタクシーに乗り仙台駅へ向かい、東北新幹線で東京、山手線で浜松町、モノレールで羽田空港、飛行機で福岡、地下鉄で博多駅、山陽新幹線で小倉、在来線で下関に到着しました。
東北新幹線で、思いがけず「はやぶさ号」に乗車でき新しい車両の快適性を存分に味わいました。
とにかく交通アクセスは便利です。
これが毎日運行されているかと思えば、耐久性の凄さに感心します。
勿論、日々の点が施されていることは理解できますが、凄いことだと感じるのは私だけでしょうか?。


 福岡空港の温度計が25℃を示していました。
北海道の真夏の陽気に体が自然に汗ばんで、もう南の国は初夏なんだなと思い、季節感の誤差に戸惑い、体調管理の難しさを痛切に感じました。
ホテルの部屋は冷房が必要なくらい暑いです。



 明日からの現場は、7時閉場です。
今まで、8時無いし9時閉場でしたのでとても楽に感じます。
スイッチが切り替わり、また元気を取り戻しました。
二週間、楽しく仕事できればと思っています。


 それにしても、毎日休むことなく運行している交通機関の凄さに改めて感じ入った次第です。

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車窓
 江戸の仕事を二日残して、陸前へ向かっています。
いま、新幹線が下野の国を快適に走行しています。
明日にはまた、逆方向で江戸へ戻り長州へ移動です。


 走行中の下野の国では、どうやら桜が満開の様子です。
そして、田植えが始まって農家の人が忙しく働く姿が車窓から伺えます。
今日の移動は読書ではなく、各書類に目を通したり頭を働かせなければならない移動ですので、考えが詰まった時など思わず車窓からの風景を見てしまいます。
沢山の乗車機会がありますが、久々で車窓を眺めています。
豊かな田園風景や河川が、本格的な春の到来を暗示してくれています。
40数年前、何回も在来線で東京に行きましたが、その時の車窓から見る風景と、今の風景では全く異なります。
当たり前とは言え、何か感慨深いものがあります。


 読書もいいですが、たまには車窓を眺めるのもいいものです。
そうこうしている内に、列車は岩代を過ぎ陸前へと入りました。
本当に早くて、便利です。


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異同
 新宿の百貨店の地下でお世話になっています。
去年の震災後とは大きく違い、沢山の来客で賑わっております。
午前中の売り上げの倍近くは夕方に集中しますので、実演をする業者にとっては商品管理がとても難しい現場です。
読みが大事です。


 いろいろな意味でそこに認められる異同について考えるなら、地下催事ではおそらく日本一ではないかと想像されます。
地理的要因や、交通アクセス等の要因も考えられますが、平素の努力の賜物と考えます。
とにかく、お客様に対する従業員はもとより、催事業者に至るまで徹底した管理の下での営業展開です。
着ている物から履いている物までチェックが入りますし、言葉遣いにも教育が施されます。



 私も、40年近く「商い」をしてきております。
しかし、今お世話になっている百貨店、そして沢山のお世話になる百貨店の普段の教育と我々零細企業の教育では比較になりません。
勿論、根っこは一緒です。
個人企業が衰退し、大企業が生き残る日本の構図は、一口に言って「教育」と言っても過言ではないような気がします。
管理の仕方や、お客様本位の姿勢は比較になりません。


 これからの日本の商業形態は、おそらく大企業のみが生き延びていくことと思われます。致し方ないこととは思いますが、とても残念なことでもあります。
物の考え方の底辺の相違は埋めることは出来ません。
やはり、あう意味個人企業は全てとはいませんが「甘ちゃん」です。






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気品
 江戸、日本橋のお客様はやはりエレガントです。
何処が違うのかと言えば、中々言葉では言いあらわませんが何処かが違います。
ここ日本橋は中高年層のファッションステージと言っても過言ではないようなエレガントな雰囲気が漂います。
とにかく、お洒落で気品に溢れた格好でお買い物をします。
勿論、着る物ばかりではなく態度も言葉も様になります。
私個人では在り得ないことですが、とても参考になり年を重ねるにつれお洒落と態度は重要と思い知らされました。


 我々、催事業者も「気品」が大事なような気がします。
一口に「気品」と言っても中々表せる物ではありませんが、真摯に取り組めばそこそこの「気品」が生まれてくるような気がします。
催事はたくさんの要素がありますが、その一つに「気品」もとても大事なような気がします。


 気品溢れる現場も、後二日です。
新しく出来た催事場も、気品溢れる沢山のお客様に認知されるまで少々の時間を要しますが、認知されたら化けるような気がしています。
メーカーを主としたお店の選択を願望します。
何故か?、気品溢れる方々は本物を熟知しています。
気品は騙せません。


 当社も、本物を追求する業者として切磋琢磨してまいります。
催事業者の是々非々は全く別です。
折角新しくリニュアルした催事場ですので、お客様も本物なら、百貨店も本物を扱うべきと思います。
何処の地下に行っても同じような形態であれば「気品」が排除するような気がします。
単に売り上げだけを想定した場合、結局変化の無い他の百貨店の地下催事と同じになります。

気品溢れる百貨店の催事は、折角新しくしたのですから他の百貨店との差別化の意味も含め「気品」で勝負して欲しい物です。

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所見
 一日中雨の江戸日本橋でした。
江戸時代、商業と文化の中心地として栄え、伝統と今の新しさが共存しているような町、それが日本橋です。
ハマッテいる時代小説に、ここ日本橋は欠かせません。
日本橋:一石橋:呉服橋:常盤橋などがよく登場し、橋が多いのもこの地域の特徴です。
通勤する途中、沢山の老舗を目にすることが出来ます。


 他の百貨店のことは全く別にして、ここ旧三井越後屋は大変高貴で、上品そうな方々が目に付きます。
着ている物から身に着けるものまで、何処と無く気品があるように感じます。
もっと言えば、頭のてっぺんからつま先まで違います。
台所がわりに利用している高貴な方々も沢山いらっしゃいます。
ただ残念なことに、この方々は買う店が決まっているような気がします。
試食は勿論のこと、催事業者には見向きもしません。
私の所見では、約5割位のお客様がそのように感じます。
リニアルしてまだ一ヶ月も経たない「催事場」ですのでなおさらです。


 私の前のお店は羨ましいほどよく売れます。
新しく出来た催事スペースもこれからの浸透度によって大きく変化する要素は含んでいるような気がします。
上品で気品溢れる高貴な高齢者に、どのようにしたら受け入れてもらえるのかが今後の課題なような気がします。
落ち着きがあってとても素敵な催事スペースですので、我々の努力は勿論ですが、百貨店の担当者さんの腕の見せ所です。


 それぞれ訪れる百貨店には沢山の特徴が存在します。
標的の絞り方が、今後の隆盛に繋がるような気がします。
百貨店も、我々零細企業も「商い」で計を立てるのはとても困難なことではありますが、英知を絞り生き抜いていかなければなりません。
本当に「生きる」と言うことは並大抵のことではありません。
 
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春宵
 安芸の国から江戸へと現場が変わりました。
これから、二週間江戸です。


 北海道にいると「春」は寒いものと勘違いしますが、内地の春はとても暖かく仄々とした気分になります。
夜桜見物にしても、さほど寒さは感じられません。
内地の春の夜はなんとも言えぬ良いものです。
俗に花は香り、月はおぼろの一時は、趣が深く千金に値することを「春宵一刻値千金」と言いますが、内地にいるとよく理解できます。
この数年、北海道でお花見をしたことがありません。
かといって、内地でもお花見をしていません。
ただただ、百貨店とホテルの往復です。
広島は満開の「桜」でしたが江戸は散り始めて葉が出てきている木も目に付きます。ゆっくり「桜」も見ぬうちに「三日見ぬ間の桜」に今年もなりそうです。


体に疲れガ無いとは言いませんガ、毎日楽しく仕事をしています。
当社の「しゅうまい」の動向と味への探求は欠かしません。
春は「春らしいしゅうまい」秋は「秋らしいしゅうまい」など頭の中を様々な発想が駆け巡ります。
いま、百貨店の弁当や惣菜は春の、らしい「筍」が旬です。
旬の字に竹冠がついた「筍」は春の「旬」の王様です。
しかし、残念ながら北海道では孟宗竹が育ちません。
故に、「筍」は利せません。
かと言って、北海道の春の代名詞「行者にんにく」は先発メーカーが多々あります。
「行者にんにく」は確かに美味しいのですが、食後のアフターケアが重要です。強烈な臭いが翌日まで続きます。


 「春」は様々な物が息吹、天候に恵まれ、希望に溢れる季節です。
特に、春の夜「春宵」はとてもロマンチックです。
ゆっくりと内地の春を満喫したい、そんな気持ちです。



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満帆
 四日目が終了した安芸の国の催事です。
毎日、沢山のお客様で大賑わいです。
桜も満開で、暖かく気持ちの良い安芸の国です。


 準備日を含めて、四日間「お好み焼き屋」さんに通いました。
今日は、久し振りに「小料理屋」さんにいってきました。
瀬戸内海の小魚料理と美味しい日本酒を楽しんできました。
中でも、「小鰯の刺身」が絶品でした!穴子料理も同等に美味しく、さらに「かき」料理も鉄板焼き屋さんとは違う味わいが口の中に広がり日本酒とのハーモニーが舌の上で奏でられ、すっかり安芸の国の美味しさに感激しております。


 催事の方も、広げた帆に一杯の風を含んでくれ順調に進んでいます。
私のところは全てが順風ではありませんが、それぞれの地で帆に沢山の風をはらんでくれます。
大変ありがたいことですが、限界があります。
作るのは、長年の経験が改良を重ねてはいますが、売るほうは一つも改良されていません。
人を育てる難しさと、経営者の無能ぶりが伺えます。


 全てにおいて帆に一杯の風を受けれる会社になれればと思いはしますが、今のままの会社には風が順風になることはありえません。
いつの日か、身の丈をわきまえた「順風満帆」になれればと思いながら、思案にくれる毎日です。
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安芸の国
 安芸の国広島におります。
桜が満開です。春の足音が伝わり仄々とした空気が漂っています。


 灘:伏見:越後などと並んで「日本酒」の醸造が盛んな場所です。
横山大観が好んで飲んだという「酔心」も確か安芸の国の酒です。
また、「かき」も美味しいところです。
「かき」には何と言っても「日本酒」です。
私は昔から広島といえば「加茂鶴」「嘉美心」ですが、「千福」「加茂泉」など美味しい「日本酒」が沢山あります。酒都広島と言っても過言ではありません。
そして、広島といえば「お好み焼き」です。
関西の物と違ってここのはそばが用いられます。
三日間お好み焼きに通っていますが、どこも作りは一緒といっても良いくらい似ています。しかし、それぞれ用いられる「ソース」に違いがありそれぞれ絶妙です。
各店、違いは多少ありますが私にとって大差はあまり感じません。


 安芸の国広島は、原爆が落ちた国です。
戦争は何でもありかも知れませんが、とても不幸だと思います。
しかし、落とした国と大変仲良く推移しています。
一方、韓国:中国は日本に対して戦争をまだ引きずっています。
日本人って寛大な性格を有しているのかも知れません。


 予想に反して?!好調な毎日が続いております。
安芸の国の人々に感謝です。
毎日楽しく働いています。源泉は、百貨店の方々の配慮と人柄による物が大のような気がします。
好きな百貨店になりそうな毎日です。
面白い物で、売れる売れないに関わらずそのような現象が心の中に生まれます。


 安芸の国広島は、観光で二度ほど来た事がありますが、仕事は初めてです。沢山の場所(県)に伺いますが、日本という国が素晴らしいと実感できます。

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新刊
 まだまだ寒い北海道です。
明日は大荒れの予想で、万が一飛行機が飛ばなければ広島まで陸路で向かわなければなりません。
天気が治まることを祈っています。


 催事行脚を始めてから、佐伯泰英さんの時代小説にハマっています。
殆どの本を読破し、新刊の発行が楽しみです。
今は、「吉原裏同心」という新刊を読んでいます。
吉原という共同体の中で、人間の夢と欲望、汚さと純真さ、嫉妬と愛情を併せ飲んで共同体は呼吸をしている。その様子がこの本の虜になっている由縁です。
勿論、主人公の活躍も楽しいのですが、主人公を取り巻く登場人物も多彩で夢中にさせられます。


 新刊は、書物を新しく刊行することですが、新作は、新しく作品を作ることを言います。
沢山のしゅうまいの新作を作り、家の人間から「いい加減にして」と雑言を浴びています。
悪い癖で、色々な食材と向き合った時「これをしゅうまいにしたら?」とか「これでしゅうまいを作ってやる」などとファイトが湧いてきます。
自分で試しているうちはいいのですが、いざ大量生産となると家の人間から罵詈雑言が飛んできます。
確かに私の新作は手間がかかりすぎるのが欠点かもしれません。
しかし、手間がかかった分美味しくなり、愛情も湧いてきます。
環境整備をしないで新作を作ったところで凍結商品になります。
凍結商品は山ほどあります。
環境整備、永遠のテーマです。


 明日、旅たち5月の中に一旦帰り、それから6月末までの催事行脚です。
身の丈を超えた行脚に「新手」が必要です。
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入学
 北海道もようやく雪解けが進み、春の訪れが感じられます。
しかし、山に雪が残っているうちは寒く、本格的な暖かさがくるまでには沢山の時間が必要です。


 一人しかいない孫が6日に小学校へ入学します。
残念ながら広島出張のため、入学式を見ることは叶いません。
教育委員時代、沢山の子供たちを学校に迎えました。とても愛らしく、可愛いかった思い出が思い起こされます。


 今日は入学式が不在のため、写真の前撮りを家族でしてきました。
何とも可愛い一年生と一緒に写真に写る幸せを感じ、改めて幸せを感じました。
それにしても残念です。


 沢山の人たちが移動し、それぞれ新天地での仕事が始まるのが年度初めです。
百貨店も例外でなく、バイヤー:マネージャーの方々が移動し新しい人との出会いが待っています。
長期就任は腐敗をもたらす要因にもなりますので、近年の移動速度は速くなったように感じます。
人が変わってもやることは一緒ですので、真面目に事故のないように務める所存です。


 29日に家に戻りましたが、どうも疲れが抜けません。だるさと睡魔で気合を入れながら仕事をしています。
工場は、一人怪我で長期休養中ですので、やり繰りが大変です。
4日に発つまでの仕事量は膨大です。
やはり、自分の能力の無さを露呈してしまっている現状を反省してはいます。


 駄馬に鞭打って勤め上げるより方法がありません。
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